本記事は「TP-Link Wi-Fiルーター Archer A10 Pro」の「通信速度」を実際に検証し「特長」をレビューしています!

TP-LinkのWi-Fiルーターは、他社と比べてコスパが高い点が魅力です。
Archer A10 Proもストレスなく通信できる機能が搭載されていますが、1万円を切る価格帯なので、低予算でWi-Fiルーターを導入したい人におすすめです。
これからWi-Fiルーターの買い替えを検討している人は、是非参考にしてみてください!
- Wi-Fiルーターを低予算で買い替えたい
- 高速通信できるWi-Fiルーターが欲しい
- 多くのデバイスを同時に使う
- 設定は簡単が良い
- 簡易NAS機能で写真や動画を共有したい
- IPv6対応のWi-Fiルーターが欲しい

本記事はメーカー様から製品を提供していただき作成しています。
目次
Archer A10 Pro のスペック
Archer A10 Pro 特徴
- 1733(5GHz)+800(2.4Ghz)Mbpsの高速通信
- 外部3本、内部1本の合計4本のアンテナで安定通信を実現
- デュアルコアCPU搭載でパフォーマンスを維持
- USB接続で簡易NASとして利用可能
- IPoE対応(IPv6+、transix、フレッツ光ネクスト対応)
通信速度(理論値) | 【5GHz】1733Mbps 【2.4GHz】800Mbps |
---|---|
ワイヤレス規格 | 【5GHz】IEEE 802.11ac/n/a 【2.4GHz】IEEE 802.11b/g/n |
プロトコル | IPv4及びIPv6対応(IPoE対応:v6プラス、transix、フレッツ光ネクスト) |
セキュリティ | WPA2、WPA3対応 |
高度な機能 | ビームフォーミング、MU-MIMO、QoS、アンチウイルス |
CPU | デュアルコアCPU |
アンテナ | 外部アンテナ×3+内蔵アンテナ×1 |
ポート | WAN×1、LAN×4、USB3.0×1 |
サイズ | 216 x 164 x 36.8 mm |
設定方法 | スマートフォンの専用アプリ(Android/iOS対応)、Webブラウザ |
Archer A10 Pro の外観
「Archer A10 Pro」は、3本のアンテナが特徴的なWi-Fiルーターです。
本体は四角い形状で存在感があります。(比較するとB5のノートくらいかな)

安定通信を可能にしてくれるアンテナは、角度調整が可能です。

アンテナの高さは約15センチ。棚に置く際は注意しましょう。

各種ポートは、背面と右サイド(下写真からみて)に搭載されています。(左サイドにボタンやポートなし)

背面(左より)には「電源ポート」「電源スイッチ」「WANポート(ギガビット)」が搭載されています。

背面(右より)には、LANポート(ギガビット)が4つ搭載。

背面から見て右サイドには「Wi-FiのOn/OFFスイッチ」「リセットボタン」「WPSボタン」「USB3.0ポート」を搭載。
USB3.0に外付けHDDを接続すれば、家族で写真や動画などのデータをシェアできる簡易NASを構築できます。

本体の上面には、状態を表すランプが搭載されています。

同梱品は以下の通り。
- Archer A10 Pro 本体
- 電源アダプター
- LANケーブル
- 書類諸々

Archer A10 Pro の接続設定
TP-Link Archer A10 Proはスマホのアプリで簡単に設定できます。
アプリの画面指示に沿って設定していくだけなので、細かい内容は割愛します。

Archer A10 Proは「IPv6」での接続が可能です。
よくわからない人でも「自動検出」をタップすれば、環境にあった接続タイプを自動で選んでくれるので安心です。

Archer A10 Pro の通信速度計測
今回通信速度を計測した環境は以下のとおりです。
- nifty光 1Gbps マンションタイプ
- 2LDKマンション(2箇所+多台数を計測)
- 計測端末はiPhone XS、Amazon Fire HD 7
リビングで計測(ルーターの近く)
まずはArcher A10 Proを設置したリビングでの計測です。

リビングでの測定結果
- ダウンロード→398.6Mbps
- アップロード→313.3Mbps
結果は、Wi-Fi6対応のルーターと大差ないほど抜群の通信速度を計測できました。
Wi-Fi5でこれだけの速度が出れば大満足といえます。
これだけの通信速度ならネット動画やWeb検索で困ることはまずないでしょう。
端の部屋で計測(最も遠い位置)
次に、リビングに置いたArcher A10 Proから最も遠い位置(対角位置の部屋)で計測してみました。

遠い部屋の測定結果
- ダウンロード→244.2Mbps
- アップロード→213.6Mbps
「マンションの2LDKだから参考にならない」と思った人もいるかもしれません。
ですが、この部屋は6年前に買ったBaffalo116シリーズのWi-Fiルーターだと「5Mbps〜10Mbps」の速度だった部屋なので大幅な進化です。
Archer A10 Proは障害物があっても充分な性能を発揮できることがわかりました。
尚、Archer A10 Proのパッケージ表記では以下のような家が対象となっています。
- 戸建て 3階建て
- マンション 4LDK
多台数12台接続しての計測
最後にデバイスを多台数接続して、通信速度がどうなるかを調べました。
スマホやパソコン、タブレットを合計12台接続して、全端末でYoutubeの再生を行いました。

(1台接続時)398.6Mbps→(12台接続時)355.6Mbps
製品パッケージの表記で48台まで接続可能と書いているだけあって、12台ではほとんど速度低下がありませんでした。
多くのデバイスをひとつのWi-Fiルーターに接続する人でも安心して利用できます。
ちなみに、Archer A10 Proに接続されているデバイス数はスマホアプリで簡単に確認できます。

それぞれの周波数をタップすれば、細かくデバイス名が表示されIPアドレスや通信状況を確認できます。

Archer A10 Pro|レビューまとめ

以上、「TP-Link Archer A10 Pro」のレビューでした。
Archer A10 Proは、最新通信規格のWi-Fi6に対応していませんが、iPhoneXSやMacBook Air 2020(Intelモデル)では、充分な通信速度を計測できました。
通信速度計測結果まとめ
- リビング→398.6Mbps
- 端の部屋→244.2Mbps
- デバイス12台接続→355.6Mbps
「Wi-Fi6に対応するデバイスを持っていない」「これからしばらく買う予定もない」人にとっては、コストを節約して高速Wi-Fiルーターを導入できるメリットがあります。
また、ゲーム機、スマホ複数台、パソコンなど同時に接続しても高速通信を維持できるので、家族が多い人でも安心です。



