【Archer AX73V レビュー】2023年の当ブログおすすめNo.1|最高の性能バランスを備えたWi-Fiルーター

TP-Linkから新たな縦置きWi-FiルーターArcher AX73V」が発売されました。

本機は、従来機種「Archer AX73」の縦置きモデルで、スペック面は「Archer AX3000」と「Archer AX80」の中間。アンテナが排除されたことで「Archer AX73」と比べてスタイリッシュに仕上がっている点が特徴です。

今回は、TP-Link様からArcher AX73Vのサンプル機を提供いただいたので、性能や通信速度についてレビューしていきます。

目次

Archer AX73Vの特徴と外観

Archer AX73Vは、縦置きに対応したAmazon限定モデルのWi-Fiルーターです。9月2日現在のAmazon参考価格は、12,489円となっていますが、特選タイムセールになると10,505円になっているのを確認しました。

スペックは、Wi-Fi64804 + 574Mbpsの通信速度、6ストリームIPv6 IPoEに対応し、同社のArcherシリーズではハイスペックモデルに位置しています。

また、類似仕様でArcher AX5400というモデルが販売されていますが、その違いは「印字されているロゴ色」と「販路の違い」にあります。仕様はArcher AX73VとAX5400は共通のスペックとなっています。

本機は縦置きモデルということですが、付属のスタンドをArcher AX73Vの背面に取り付けることで、壁がけにも対応しています。壁がけ設置は、配線をスッキリさせたり、環境によっては電波状況を改善するメリットがあるため、意外と活躍する場面があると思います。

有線ポートは、ギガビットLANが4つ、ギガビットWANが1つ搭載されています。最近のWi-Fiルーターとしては、標準的な装備ですね。

スイッチ類は「LED/Wi-Fi・Reset・On/Off・WPS」が搭載されています。
中でも、電源のOn/Offボタンは、ネットの繋がりが不安定になった時に使えるので、あると地味に助かります。

 Archer AX73V スペック概要 

スクロールできます
Wi-Fi規格Wi-Fi 6Wi-Fi速度5GHz:4804Mbps
2.4GHz:574Mbps
周波数帯デュアルバンドストリーム数6ストリーム
有線ポートギガビットWANポート×1
ギガビットLANポート×4
IPv6対応
メッシュ対応EasyMesh互換
OneMesh対応
動作モードルーターモード
ブリッジモード(アクセスポイントモード)
Wi-Fi機能性OFDMA/エアタイムフェアネス/DFS/4×4 MU-MIMO

Archer AX73Vの詳細レビュー

1ギガ光ユーザーにオススメしたい性能

Archer AX73Vは、1Gbpsに対応したWANポートを搭載しているため、1ギガ光と相性が良いWi-Fiルーターです。

最近では2.5Gbpsや10GbpsのWANに対応したWi-Fiルーターが普及しはじめていますが、1ギガ光を使っている人にとっては関係の薄い話。

1ギガ光ユーザー視点でコスパを考えれば、Archer AX73Vに搭載されている1Gbps WANで十分です。

WANと光回線の相性

1Gbps WAN

1ギガ光に最適

2.5Gbps WAN

2ギガ光に最適

10Gbps WAN

5ギガ光や10ギガ光に最適

また、Archer AX73VのWi-Fi通信速度は、5GHzが4804Mbps2.4GHzが574Mbpsとなっています。

これは、最近のWi-Fi6ルーターの5GHzでは最高クラスの通信速度、一方で2.4GHzは用途を考えれば574Mbpsで必要十分の性能となっています。

ささやん

ハイスペックモデルとは言え、5GHzと2.4GHzのバランスがとても良いので、価格も抑えられ、コスパに優れたモデルに仕上がっていますね。

5Ghzと2.4Ghzの主な用途

5Ghzの通信先

スマホやパソコンなどの高速通信が必要なデバイス

2.4Ghzの通信先

ロボット掃除機やスマートカメラなどの高速通信が必要ないデバイス

1ギガ光ユーザーの多くは、スマホやタブレットで動画視聴やweb検索をする人が多いのではないでしょうか?

これらの端末は、5GHzで通信することが多いため、Wi-Fiルーター購入時は5GHzの速度を重視すると動画視聴に強い環境を作ることが出来ます。

Archer AX73Vは、シリーズでも最高クラスの通信速度(5GHz)を備えているので、「1ギガ光ユーザー×Webコンテンツ利用者」にとって、予算を抑えつつ性能も妥協しない相性抜群のWi-Fiルーターと言えるでしょう。

IPv6 IPoEに対応し速度低下を軽減

Archer AX73Vは、IPv6 IPoEに対応しています。

IPv6 IPoEとは

(主にNTT回線で)回線が混雑しやすい時間帯でもその影響が少なくなり、常に安定した通信速度を保てるようになる技術。

フレッツ光やNTT系列の光サービスにとって、IPv6 IPoEが使えるかどうかは非常に重要な要素です。Archer AX73V以外のWi-Fiルーターを買うにしても、ここは絶対に外せないポイントです。

Archer AX73VはIPv6 IPoEに対応

Archer AX73VはIPv6 IPoEに対応しているため、ネットが混雑しやすい時間帯でも安定して通信速度を保てます

尚、Archer AX73Vが対応するIPv6 IPoEサービスは「v6プラス/DS-Lite/MAP-E(OCN)」となっています。本機を購入前に、利用しているプロバイダがどのサービスを提供しているかを確認しましょう。(対応確認済みリスト

注意ポイント!!

IPv6 IPoEと併用できない機能

  • HomeShield機能
  • VPN機能

Archer AX73Vでは、IPv6 IPoEと上記2つの機能を併用できません。それぞれ別サービスで代替できるので大きな問題にはなりませんが、事前にその対策は考えておきましょう。

メッシュWi-Fiも構築可能

Archer AX73Vは、EasyMeshに互換性があるため、他社のEasyMesh対応機器と接続し、メッシュWi-Fi環境を構築できるのも大きな特徴となっています。

EasyMeshとは

つなぐだけで親機と中継器同士が互いに通信しあい、網目状にネットワークを構築する仕組み。Wi-Fi Alliance®の標準規格のため、異なるメーカーの機器も接続できる。親機と中継器はEasyMeshに対応している必要がある。

別売りの中継器と組み合わせれば、後から電波が弱い場所を補完できるので、Archer AX73Vを設置した後の環境も強化することができます。

また、TP-Link独自メッシュ化技術「OneMesh」にも互換性があるため、同社のOneMesh対応中継器を使ってメッシュWi-Fi環境を作ることが出来ます。

ささやん

Archer AX73Vと組み合わせるなら「RE705X」がおすすめ!

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簡易NASを使いたい人は注意が必要

非常にバランスの良い通信性能を持ったArcher AX73Vですが弱点もあります。

それは、USBポートが搭載されていない点です。

USBポートがあれば、外付けHDDやUSBメモリを使って簡易NASを作ることができます。家族間で写真の共有やファイルの共有をしやすくなるので、ちょっとした時に便利ですが、Archer AX73Vでは利用できません。

簡易NASを使いたいなら、Wi-Fi性能が同等の「Archer AX73」をチェックしてみてください。

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実際の通信速度を計測

では、Archer AX73Vの通信速度や電波強度を実際に検証してみたいと思います。

検証した環境は以下のとおりです。

光回線

eo光 10ギガ

計測した周波数帯

5GHz

計測に使用した端末

Galaxy S22

計測した場所

30坪 木造2階建て

家じゅうの通信速度を計測

計測した結果がこちら。

※クリックすると拡大
※( )内は3回計測値。赤字はその平均値。

(通信速度)1階を5GHzで計測

(通信速度)2階を5GHzで計測

2階の一部で速度が低下したものの、その他の部屋では家じゅう高速通信を確認できました。
速度が低下した部屋に関しても、100Mbps以上を常に維持していたので、ネットが途切れることは一切ありませんでした。

ちなみに、4K動画の視聴では20Mbps程度の通信速度が推奨されています。30坪の木造2階建ての我が家であれば、どの部屋もこの水準を余裕でクリアできました。

Wi-Fi電波強度を計測

次に、Wi-Fiの電波強度を調べてみました。

その結果がこちら。

※クリックすると拡大

(電波強度)1階を5GHzで計測

(電波強度)2階を5GHzで計測

計測は「Wi-Fiミレル」というAndroidアプリで行いました。数値の目安は、およそ「50」前後出ていれば必要十分、一方で「40」を下回ると少し不安定といったところです。緑〜黄色の色分けで電波強度を視覚的に表しています。

色分けを見れば一目瞭然ですが、1階も2階も全範囲「50」前後の数値が出ているため問題なし
Archer AX73Vの仕様は3階建てまでいけるとのことなので、2階建ての我が家では余裕の電波強度を計測できました。

通信速度・電波強度のまとめ

通信速度・電波強度ともに、動画やウェブ検索、それどころかオンラインゲームも不自由なくできるほどの数値を計測できました。我が家と同じような住戸なら、不自由に感じることはまずないでしょう。

 Wi-Fi速度と電波強度の検証結果 

計測場所通信速度 / 電波強度
1階LDK823 Mbps / 57
和室840 Mbps / 50
風呂797 Mbps / 60
脱衣所770 Mbps / 73
トイレ730 Mbps / 63
WIC910 Mbps / 90
洗面所820 Mbps / 64
玄関503 Mbps / 69
平均774 Mbps / 65
2階主寝室497 Mbps / 66
収納783 Mbps / 57
子ども部屋547 Mbps / 46
作業部屋133 Mbps / 69
トイレ267 Mbps / 51
平均445 Mbps / 57

Archer AX73V|レビューまとめ

以上、TP-Linkから発売された「Archer AX73V」のレビューでした。

レビューのポイント

  • 縦置きタイプで見た目も設置性も「良い」
  • Wi-Fi速度のバランスが「良い」
  • メッシュWi-Fiを使えるため電波拡張性が「良い」
  • IPv6 IPoEに対応しているので時間帯による速度遅延が「少ない」
  • 通信速度は家じゅう「爆速」
  • 電波強度は木造2階建て程度なら「余裕」
  • USB非搭載なので簡易NASは使えない

Wi-Fi速度が速い・見た目も良し・縦置きできて省スペース。それでいて、価格も安い。

簡易NASが使えない以外に弱点と言えるポイントが見当たらないので、かなりオススメの製品だと思います。

これまで、当ブログではArcher AX3000が「性能と価格のバランスがNo.1」と評してきましたが、その評価も変わりそうですね。

以上、参考になれば嬉しいです。

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この記事を書いた人

国内大手PCメーカーに就職後脱サラ→現在は学習塾を2教室経営しています。主にAppleやスマートホーム関連のガジェットレビューを書いてます。スペック大好き人間でモノを買う時はいちいち比較表を作る変な奴。Twitterでは更新情報や雑感を呟いています。

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