どうも、ささやんです。
この記事では、TP-Linkから販売されているIPv6対応のWi-Fiルーター「Archer AX4800」のレビューを書いていきます。
よく似ている機種Archer AX73との違いにも触れています。
- 最大4324Mbps(5GHz)の通信速度で4Kや8K動画も余裕で見れる!
- IPv6 IPoE対応で時間帯を気にせず安定通信が可能!
- Wi-Fi6対応で最新デバイスで高速通信が可能!
- 同等性能のArcher AX73よりも少し安価!
本記事はメーカー様から商品を提供いただき作成しています。
Archer AX4800を選ぶポイント
まず、Archer AX4800の位置付けや特徴をざっくり紹介しておきます。
2021年10月現在、AX4800と比較されるだろう2機種は「AX73」と「AX50」です。後で詳しく書きますが、AX73とAX4800の性能はほぼ同等で、AX50がワンランク下の機種というイメージでOKです。
スペックの比較表を作成したのでご覧ください。
Archer AX73 | Archer AX4800 | Archer AX50 | |
---|---|---|---|
ワイヤレス規格 | Wi-Fi6対応 | Wi-Fi6対応 | Wi-Fi6対応 |
バンド | デュアルバンド | デュアルバンド | デュアルバンド |
5GHz速度 | 4804Mbps | 4324Mbps | 2402Mbps |
2.4GHz速度 | 574Mbps | 574Mbps | 574Mbps |
アンテナ数 | 6本 | 6本 | 4本 |
ストリーム数 | 6ストリーム | 6ストリーム | 4ストリーム |
プロセッサー | 1.5GHzトリプルコア | 1.5GHzトリプルコア | デュアルコア |
WANポート(1Gbps) | 1ポート | 1ポート | 1ポート |
LANポート(1Gbps) | 4ポート | 4ポート | 4ポート |
USB3.0 | 1ポート | 1ポート | 1ポート |
IPv6 IPoE | ● | ● | × |
一番右のAX50は、IPv6に対応していないので少々物足りなく見え、価格差を考慮してもAX4800やAX73を選んだほうがベターだと感じました。僕なら選択から除外します。
注目のArcher AX4800は、AX73とAX50の間に位置する製品ですが、スペックを見る限りAX73と差がほとんどありません。
5GHzの通信速度が多少違うだけですね。
価格面は、AX4800がAX73よりも少しだけ安価に設定されています。
スペック表だけを見ると、AX4800とAX73のどちらを選択したら良いかわかりませんが、実際に両機を使った感想としては「AX4800で問題ない」というのが僕の結論です。
実際に速度計測した結果ではAX4800とAX73に差がほとんどみられなかったので、この2機種を比べる場合、少しでも安いAX4800の選択で良いと思いました。
以下では、Archer AX4800とAX73を比較しながら書いているので気になる人は、続きを読み進めて下さい。
Archer AX4800のデザイン
では、外観をチェックしていきましょう。
サイズの違いは次の通りです。
- 【AX4800】262.2 × 144.3 × 51.0mm
- 【AX73】272.5 × 147.2 × 49.2 mm
少しだけAX4800の方がコンパクトに感じますが、使い勝手に差がでるほどではありません。
どちらを選んでも収納スペースに違いは出ないかなぁ〜。
特徴的な6本のアンテナは、向きを自由に調整できます。AX73と配置や調整角度は同じでした。
背面にはLANポートや電源スイッチが配置されています。こちらも両機種同様のレイアウトでした。
天板のデザインが違う以外は、AX4800とAX73に大きな違いはなく似た通った製品だなという印象です。
優劣をつけるとすれば、少しでもサイズの小さいArcher AX4800に軍配が上がるかなと言った所でしょうか。
Archer AX4800の通信速度
次に、通信速度を比較してみましょう。
AX4800とAX73の両方を計測して比較しました!
Archer AX4800は、Wi-Fi6対応で5GHzが最大4324Mbps、2.4GHzが最大574MbpsのWi-Fiルーターです。
仕様上ではAX73より5GHzの速度が少し落ちます。
機能面では両機種「IPv6 IPoEに対応」しているので、時間帯による通信速度の低下が少なく済む点は大きな強みです。
では、この2機種にどれほどの差が生まれたのか計測結果を見てみましょう。
計測結果(2021年8月9日)
Archer AX4800 | Archer AX73 | |
12:00 | 210Mbps | 210Mbps |
13:00 | 190Mbps | 190Mbps |
14:00 | 180Mbps | 170Mbps |
15:00 | 200Mbps | 180Mbps |
16:00 | 210Mbps | 170Mbps |
しばらく計測おやすみ | しばらく計測おやすみ | |
20:00 | 180Mbps | 190Mbps |
21:00 | 200Mbps | 200Mbps |
22:00 | 190Mbps | 190Mbps |
23:00 | 210Mbps | 210Mbps |
平均 | 196Mbps | 190Mbps |
※検証に使ったサイト「Fast.com」
結果は…!まさかのAX4800の勝利!
仕様上ではAX73よりも格下になるAX4800ですが、実測平均ではわずかにAX73を上回る結果となりました。
Wi-Fiルーターの計測結果は、様々な要因で大きく変化するので「AX4800の方が優れている」とは断言できませんが、結果から見るに、少なくとも「両機に体感できるほどの差はない」は言えるのではないでしょうか。
こうなると、やはり少しでも安価なArcher AX4800の方がメリットがあるように思えますね。
※8/12追記
仕事終わりにAX4800の通信速度を計測してみると「430.7Mbps(ダウンロード)」を記録しました。爆速具合に驚いたので共有しておきます。
Archer AX4800に備わった機能(ざっくり)
ここまでで、AX73とAX4800で悩んでいるなら「AX4800でいいじゃん」というのがわかったので、最後にAX4800に備わったWi-Fiルーターの機能をザッと紹介しておきます。
Archer AX4800に備わった機能
- Wi-Fi6に対応
- IPv6 IPoEに対応([tipso tip=”IPv6 IPoE接続時はHomeShieldやVPN接続などの追加機能が制限されます。またIPv6 PPPoEには対応していません。”]注意[/tipso])
- 最大80台に接続可能
- HomeShield(セキュリティ)を搭載
- USBで外付けHDDを接続できる
- OneMeshに対応
これらの機能は、最近のWi-Fiルーターにはだいたい搭載されているので、AX4800が特別に優れているという訳ではありません。
ですが、最新のWi-Fiルーターに必要な機能は一式備わっているというのは確認できました。
あとから通信エリアを拡張できるOneMeshは心強い機能ですよ!
OneMeshとは?Wi-Fiエリアを拡張できるRE605Xをレビュー
Archer AX4800|レビューまとめ
以上、「TP-Link Archer AX4800」のレビューでした。
スペックの似ているArcher AX73と比較してみましたが、結果として体感できる差は感じませんでした。
- 本体のサイズは、AX4800の方が軽くてコンパクト。
- 通信速度は、AX73とAX4800の体感差なし。
- 価格は、AX4800の方が少しだけ安い。
これらの材料からAX73ではなくAX4800の選択で良いんじゃないかなと思います。
Wi-Fi6でIPv6に対応したルーターを探している人は、コスパ良く手に入れることができるので是非お試しあれ。
以上、参考になれば嬉しいです。