TP-Linkから高性能な有線LANアダプター「UE306」が発売されました。Switchのドックに接続するだけでインターネットと有線接続できる本製品。TP-Link公式で「Nintendo Switchに対応」と公表しているので信頼感もバッチリです。旧規格よりも10倍速いUSB3.0に対応し、高速で安定した通信を実現できるのが魅力です。この記事では、実機を使って検証し、使い方や効果を紹介していきます。ゆっくり見ていってください。
Windowsパソコンにも使えるので、他の用途にも活用できますよ!
Nintendo SwitchのWi-Fi感度は弱い
皆さんも、ルーターから離れた部屋にSwitchを設置すると、Wi-Fiが途切れるって経験ありませんか?
我が家の場合、風呂場の天井裏にルーターを設置しているので、少し離れた場所にあるNintendo SwitchのWi-Fiが不安定なんですよね。
Wi-Fiルーターを置く場所は変えれないし、ゲームはリビングでしたい…。
たぶん、似たような悩みを持っている人は多いはずです。
この悩みの解決方法は2つ。
- Wi-Fi中継器を置いて電波を拡張する
- 有線LANでSwitchをインターネットに接続する
僕の場合はWi-Fi中継器を使ってこの問題を解決しましたが、今回は有線LANでWi-Fiの不安定を解決する方法を紹介します。
約1,500円でSwitchを有線化でき、Wi-Fi中継器よりも安定した通信ができるようになるので、是非参考にしてください。
項目 | 評価 |
デザイン | (4.5 / 5.0) |
通信速度 | (5.0 / 5.0) |
安定性 | (5.0 / 5.0) |
価格 | (5.0 / 5.0) |
※この記事で紹介する製品はメーカー様からサンプルを頂戴しレビューしています。
有線LANアダプターUE306の特徴
TP-Link UE306は、LANポートが無いデバイスでも有線LAN接続を可能にするアダプターです。
Nintendo Switchがまさに「LANポートが無い機器」ですね。
TP-Link UE306の特徴は次とおり。
- Nintendo Switchに接続するだけで使える
- ギガビット(1Gbps)通信に対応
- USB2.0よりも10倍データ通信が高速なUSB3.0を搭載
- 折りたたみ式のコンパクトデザイン
- Windows 11/10/8.1・Linux OSでプラグ&プレイに対応
中でも注目したいのは、ギガビット(1Gbps)通信が可能な点です。
ギガビットってなに?
今、最も普及しているインターネットの通信速度のことだよ。
有線LANアダプターと言っても、製品によって対応する通信速度が異なります。
TP-Link UE306は、USB2.0よりも10倍高速と言われるUSB3.0に対応したことで、ギガビット(1Gbps)通信が可能となっています。
高速で安定したインターネット回線が必要なNintendo Switchに最適な有線LANアダプターというわけですね。
また、ポン付けするだけで使えるプラグ&プレイに対応している点もユーザーにとって嬉しいポイントです。
Nintendo Switchはもちろん、WindowsパソコンでもUSBポートに差し込めば使えるので、手間いらずで便利です。
以降では、実際にTP-Link UE306を使ったレビューを書いているので、Nintendo Switchの有線化を目指す人は、続きも読んでいってくださいね。
有線LANアダプターUE306を実際に使った使用感
デザインや質感について
TP-Link UE306は、ブラックで統一されたスタイリッシュなデザインです。
本体に繋がっているケーブルは、裏側に折り畳めるので持ち運びにも適しています。
質感は、ロゴがある「正面はマット」な感じで「側面は艶」のある感じです。
艶のある部分は、手にすると指紋が少々目立つのが気になりました。
LANポートの規格は、一般家庭で使用するLANケーブルであれば何の問題もなく使える「RJ45」に対応しています。
デバイス側に接続する端子はUSB3.0に対応しています。
USB2.0に比べて約10倍の性能を誇るので、ギガビット通信の実現に役立っています。
青色の端子がUSB3.0の目印です!
Nintendo SwitchをTP-Link UE306で有線LAN接続した結果
では、実際にNintendo Switchと接続した結果を紹介していきます。
まずは、Wi-Fi接続で計測した通信速度です。
次に、TP-Link UE306を使った場合。
結果をまとめます。
ダウンロード | アップロード | |
---|---|---|
Wi-Fi接続 | 43.5Mbps | 21.2Mbps |
有線LAN接続 | 71.7Mbps | 28.0Mbps |
改善度 | 約1.64倍 | 約1.32倍 |
ダウンロードの通信速度向上は約1.64倍になりました。
明らかに通信速度が速くなったね!
この通信速度なら、スプラトゥーンも余裕でプレイできるよ!
数値では表れにくい安定性については、確実に有線LAN接続のほうが上です。
つまり、TP-Link UE306を使えばNintendo Switchの通信高速化&安定化は間違いないということ分かりました。
ちなみに、Nintendo Switchのドックに接続すると背面はこんな感じになります。
TP-Link UE306本体がドックの外側にくるので、背面カバーもきちんと閉まります。
商品ページに「Nintendo Switchとも互換性あり」と書いてあるだけあって、きちんと考えられていますね。
Windows PCをTP-Link UE306で有線LAN接続した結果
次は、Windows PCにも接続してみました。
結果はこうなりました。
ダウンロード | アップロード | |
---|---|---|
Wi-Fi接続 | 134.6Mbps | 11.8Mbps |
有線接続 | 423.6Mbps | 12.5Mbps |
改善度 | 約3.14倍 | 約1.05倍 |
ダウンロードの通信速度向上は約3倍。
何度か計測して平均的に380Mbps〜420Mbpsの数値を計測できたので、こちらも使うメリットありです。
MacBookをTP-Link UE306で有線LAN接続した結果
MacBook Air 2020(Intel)でも試してみました。
結果は…残念ながらTP- Link UE306を認識できず。
メーカーさんに確認したところ、
Mac OSは 10.11〜15となっており12以降には対応しておりません。
TP-Linkの担当者様
とのことなので、MacのOSに注意が必要です。
今回検証に使ったMacBookのOSはMonterey 12.6でした。
Macで使うにはドライバーのインストールが必要なので、以下からダウンロードしてくださいね。
Amazon Fire HD8をTP-Link UE306で有線LAN接続してみた結果
最後に、おまけです。
MacBookで認識してくれなかったので、Amazon Fire HD8ではどうか…と試しでやってみました。
結果は…。
なんと、接続に成功しました!
ダウンロード | アップロード | |
---|---|---|
Wi-Fi接続 | 240Mbps | |
有線接続 | 110Mbps | |
改善度 | 約半減 |
ただし、見ての通り速度は低下しました。
理由はよくわかりませんが、Amazon Fire HD8のUSB-C性能が低かったのかな?という予想です。
Amazon Fire HD8で実用性は無いので、Nintendo Switchやパソコンで使うようにしましょうね。
TP-Link有線 LANアダプター UE306 レビュー|まとめ
ポイントをまとめます。
- Nintendo Switchに接続するだけで使える
- ギガビット(1Gbps)通信に対応
- USB2.0よりも10倍データ通信が高速なUSB3.0を搭載
- 折りたたみ式のコンパクトデザイン
- Windows 11/10/8.1・Linux OSでプラグ&プレイに対応
- Mac OSではバージョン10.11〜15のみに対応
- Nintendo Switchで問題なく使えて通信速度向上も確認(当ブログ検証では約1.6倍)
- Windows PCでも通信速度向上を確認(当ブログ検証では約3.14倍)
有線LAN接続は、Wi-Fi接続とは違って安定性が高いです。
最近のWi-Fiルーターは性能が高くなったとはいえ、家電等の電波干渉を考えると安定性は有線LANに及びません。
ネットゲームの最大の敵はラグですよね?
「ラグのせいでやられた!」というセリフで生まれる、味方からの無言の「またかよ」圧力。
そんなことが極力なくなる環境を「TP-Link UE306」で手に入れてください。
皆さんのNintendo Switch LIFEが良きものになることを願っています。
以上、参考になれば嬉しいです。