TP-Link Archer BE450 レビュー|実際に計測した通信速度やメリットとデメリットを徹底解説!

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Wi-Fiの速度が遅くて不満を感じていませんか?特にオンライン会議や動画視聴を快適に楽しむためには、高性能なWi-Fiルーターが必要不可欠です。

今回紹介するTP-Linkの「Archer BE450」は、最新のWi-Fi 7に対応し、従来の規格を大幅に上回る高速で安定した通信を実現します。さらに、10Gbpsポートと2.5Gbpsポートを備えており、10ギガ契約の光回線をフル活用できます。

最新のWi-Fiルーターを探している方は、ぜひこの記事を参考にしてください。

本記事はメーカーより製品提供を受けて制作しています。ただし、内容については自身の検証や意見に基づいており、メーカーの意向は一切反映されていません。

目次

【結論】これからの家庭用Wi-Fiルーターの決定版!iPhone16・Pixel9などの次世代デバイスをフル活用!

TP-Link Archer BE450
総合評価
( 4 )
メリット
  • 最新スマホの通信性能を最大活用できる
  • 120%高速化で重い通信もノンストレス(Wi-Fi 6の4804Mbpsと比較)
  • 2ギガや10ギガの光回線を最大活用できる
  • 写真も動画もワイヤレスで外部保存できる
デメリット
  • Wi-Fi 7対応モデルは価格が高い
  • 多台数接続による高負荷な環境では心配

Archer BE450のスペック表

Wi-Fi規格Wi-Fi 7
周波数帯デュアルバンド
2.4GHz / 5GHz
最大
通信速度
6GHz
5GHz5764Mbps
2.4GHz1376Mbps
ストリーム数4
WANポート10Gbps × 1 / 2.5Gbps × 1
※WAN/LAN対応
LANポート1Gbps × 3
サイズ200 × 176 × 59mm
参考価格
(割引なし)
※Amazon
20,800円

Archer BE450は、最新のWi-Fi 7に対応した高性能ルーターであり、iPhone 16やPixel 9のような最新スマホやデバイスの通信性能を最大限に引き出すことができるモデルです。

5GHz帯での最大通信速度はWi-Fi 6モデル(4804Mbps)よりも約120%高速で、重いデータ通信や動画視聴もストレスなく楽しむことができます。また、10Gbpsおよび2.5GbpsのWAN/LAN自動認識ポートを備え、2ギガ以上の光回線を最大限に活用できるため、将来的なネットワーク環境においても安心です。

一方で、Wi-Fi 7対応モデルは価格が高めであり、コストパフォーマンスを重視する人には少し手が出しづらいかもしれません。また、ストリーム数が4と少ないため、多台数接続時にはやや不安が残ります。特に高負荷の環境では、他のトライバンドモデルを検討することも一つの手です。

検証結果からは、Wi-Fi 7対応のiPhone16 Proとの組み合わせでその実力を確認することができました。今後のネット環境の進化に備え、将来性を重視する人には、Archer BE450は大いに検討する価値のある製品と言えるでしょう。

おすすめ人 おすすめできない人
Wi-Fi 7対応のデバイスを使っている人通信速度を最重要視する人
2ギガ以上の光回線を使っている人
コスパを求める人
通信速度よりも接続台数を重視する人

同梱品と製品外観

Archer BE450の同梱品は、本体・説明書類・電源コード・LANケーブルとなっています。

LANケーブルは、CAT.6A規格が同梱されているので、同梱ケーブルを使って10Gbpsの有線接続にも対応できます。

製品の外観は、飽きのこないシンプルデザインとなっています。

サイズは、200 × 176 × 59mmで、Wi-Fiルーターの中では中〜大型に分類できそうです。

設置方法は、横置き、縦置き、壁掛けの3種類があり、設置場所を柔軟に選ぶことができます。

引用:TP-Link公式

ちなみに、付属の土台をタイラップなどで棚に固定し、その上に本体を設置すれば、壁に穴を開けることなく壁掛けができるのでおすすめです。

壁掛け
土台をタイラップで固定

実際に検証してわかった!Archer BE450のメリットとデメリット

Archer BE450のメリットは4つ

最新スマホの通信性能を最大活用できる

Archer BE450は、iPhone 16やPixel 9でも対応している最新通信規格のWi-Fi 7に対応しています。

Wi-Fi 7は、従来のWi-Fi規格であるWi-Fi 6やWi-Fi 5をさらに進化させた技術で、通信速度の向上はもちろん、通信の安定性と低遅延も大きな進化を遂げています。これにより、Wi-Fi 7は同じ仕様上の通信速度であっても、Wi-Fi 6やWi-Fi 5よりも優れた通信環境を提供することができます。

また、Wi-Fi 7の魅力は、高速なデータ転送を実現するだけでなく、複数のデバイスが同時に接続されている場合でも、スムーズな通信が可能な点です。

特に、オンラインゲームや高画質のストリーミング、ビデオ会議など、リアルタイム性が求められる利用シーンでも、その真価を発揮します。

120%高速化で重い通信もノンストレス

Archer BE450の5GHzの最大通信速度は5764Mbpsとなっています。

これはTP-Linkから発売されているWi-Fi 6モデルの最大通信速度(4804Mbps)よりも約120%高速となっています。

最大通信速度が向上することで、そもそもの通信速度が早くなったり、快適に利用できる接続台数の増加に繋がります。

2ギガや10ギガの光回線を最大活用できる

10Gbpsと2.5GbpsのWAN/LANポートを搭載

Archer BE450は、10Gbpsと2.5GbpsのWAN/LAN自動認識ポートをそれぞれ1つ備えており、非常に優れた有線接続性能を持っています。

これらのポートは、急速に普及している2ギガ以上の光回線に対応するための重要な要素です。特に、2ギガを超える光回線を契約している人にとっては、大きなメリットとなるでしょう。

さらに、ギガビットを超えるポートを2つ搭載することで、デスクトップPCやNASへの有線接続も強化され、上級者にとっても使いやすい仕様になっています。

ちなみに、ギガビットポートは3つ搭載しているため、合計で5つの有線ポートを搭載していることになります。

写真も動画もワイヤレスで外部保存できる

Archer BE450にはUSB 3.0が搭載されているため、外付けHDDを接続することで、データのバックアップやストレージの拡張が簡単に行えます。(一般的に簡易NASと呼ばれています)これにより、PCやスマートフォンの写真や動画を、手軽に外付けHDDに保存できます。

特に、iPhoneの64GBや128GBのストレージ容量に不満を持っている人にとっては、iPhoneの容量不足の悩みを解消するきっかけになるかもしれません。また、接続した外付けHDDはネットワーク上のすべてのデバイスからアクセス可能なので、家族全員でデータを共有することも容易です。

ただし、注意点として、あくまで簡易的なNAS機能であるため、HDDの自動停止はできず、超大容量のストレージでは機能しない場合があります。そのため、データの一時保管場所として使用するのがおすすめです。

外付けHDDは別途購入が必要になるため、必要な方は事前に用意しておきましょう。

Archer BE450のデメリットは2つ

Wi-Fi 7対応モデルは価格が高い

Archer BE450は最新のWi-Fi 7に対応していますが、その分価格が高めです。このため、コストパフォーマンスを重視する人は手が出しづらいかもしれません。

TP-LinkのWi-Fi 6対応上位モデルと比較すると、価格に大きな差があることがわかります。

製品Wi-Fi規格参考価格
(Amazon割引前価格)
Archer
BE450
Wi-Fi 720,800円
Archer
AXE5400
Wi-Fi 6E15,300円
Archer
AX80
Wi-Fi 614,954円

ただし、Wi-Fi 7は今後の主流になると予想されているため、将来性を考慮すると投資する価値は十分にあります。特に、既にWi-Fi 7に対応したスマホやPCを使用している人にとっては、今からWi-Fi 6ルーターを選ぶのは勿体ないと言えるでしょう。

多台数接続による高負荷な環境では心配

多台数接続への強度は、最大通信速度だけでなくストリーム数が大きく影響します。ストリーム数は道路の本数に例えられることが多く、ストリーム数が増えることで通信速度がより効率的に使われ、快適にインターネットを利用できるようになります。

Archer BE450のストリーム数は4で、最新のWi-Fiルーターの中では最も少ない数値となっています。確かに、Archer BE450は効率的に通信できるWi-Fi 7に対応していますが、Wi-Fi 6の6ストリームや8ストリームのモデルと比較すると、多台数接続における強さにはやや不安があります。

もし多台数接続を重視したいのであれば、最大通信速度を少し犠牲にしてでも、トライバンドに対応した「Archer BE550」や「Archer AXE5400」を選ぶことをおすすめします。

さらに高性能を求めるならこれ

Archer BE550

Wi-Fi 7に対応し、3つの周波数帯を使用するトライバンド仕様。Archer BE450よりも多台数接続に強いのが特徴。高い性能を求める人におすすめです。ただし、WANポートは2.5Gbpsのため、2ギガ光回線推奨。

コストダウンを狙うならならこれ

Archer AXE5400

Wi-Fi 6に対応し、3つの周波数帯を使用するトライバンド仕様。多台数接続に強いのが特徴。通信速度はArcher BE450より劣るが、コストパフォーマンスが非常に高いため、価格を重視する人におすすめです。

Archer BE450の通信速度の検証結果

計測した環境

光回線はeo光の5ギガプランで、計測端末はiPhone16 ProiPhone12。アプリは「FAST」を使って計測しました。

建物は30坪木造戸建て、以下の4地点でWi-Fi通信速度を計測しました。

1階の計測場所
2階の計測場所

Wi-Fi 7対応と非対応での通信速度比較

Wi-Fi 7対応のiPhone16 ProとWi-Fi 6対応のiPhone 12を使用して通信速度を計測しました。

結果は次のとおりでした。

計測デバイスiPhone16 Pro
iPhone 12
通信規格Wi-Fi 7Wi-Fi 6
ダウンロード速度
(5GHz)
【1階】A地点1537Mbps768Mbps
【1階】B地点861Mbps439Mbps
【2階】C地点250Mbps191Mbps
【2階】D地点962Mbps396Mbps
アップロード速度
(5GHz)
【1階】A地点1413Mbps567Mbps
【1階】B地点200Mbps274Mbps
【2階】C地点75.7Mbps128Mbps
【2階】D地点606Mbps419Mbps

計測結果から、Wi-Fi 7対応のiPhone 16 ProはWi-Fi 6対応のiPhone 12と比べ、すべての地点で通信速度が大幅に向上していました。特にダウンロード速度ではその差が顕著でした。

  • 1階A地点:約2倍
  • 1階B地点:約2倍
  • 2階C地点:約1.3倍
  • 2階D地点:約2.4倍

この結果から、iPhone 16 Proやその他のWi-Fi 7対応デバイス(例:Pixel 9)を利用する人にとって、Wi-Fi 7対応ルーターであるArcher BE450を選ぶメリットはとても大きいと言えそうです。

今のところ、Wi-Fi 7ルーターは価格がやや高めですが、この性能を見るとやはり魅力的ですね。

多台数接続時の通信速度への影響を検証

Amazon FireHDを15台接続し、同時にYoutubeを再生をした状態で通信速度を計測しました。

結果は次のとおりでした。

計測デバイスiPhone16 Pro
iPhone 12
通信規格Wi-Fi 7Wi-Fi 6
ダウンロード速度
(5GHz)
通常接続1537Mbps768Mbps
多台数接続1067Mbps490Mbps
アップロード速度
(5GHz)
通常接続1413Mbps396Mbps
多台数接続895Mbps380Mbps

Wi-Fi 7 (iPhone16 Pro)の通常接続時は1537Mbpsですが、多台数接続時でも1067Mbpsと、約30%の低下にとどまりました。一方で、Wi-Fi 6 (iPhone12)は通常接続時が768Mbpsであるのに対し、多台数接続時は490Mbpsに低下し、約36%の速度低下が見られました。

減衰率の差自体はわずかですが、複数回の計測でも同様の結果が出たため、やはりWi-Fi 7は多台数接続に対しての安定性が高いのだと感じました。

多台数接続を予定しているなら、Wi-Fi 7の安定性はかなり魅力的だと思いました。

Archer BE450のレビュー|まとめ

Archer BE450は、最新のWi-Fi 7技術を備え、iPhone 16やPixel 9のような最新スマホやPCの性能を最大限に引き出せる高性能ルーターです。5GHz帯の速度は従来のWi-Fi 6を大きく超え、重いデータ通信もスムーズ。10Gbpsおよび2.5Gbpsポートにより、超高速インターネット環境にも対応し、長期的に安心して使えるモデルです。

コストはやや高めですが、その分、将来性や高い安定性を求める人には大変おすすめです。最新スマホやPCをフルに活用したい人、長く使えるハイエンドルーターを探しているなら、Archer BE450をぜひ使ってみてください。

Archer BE450のスペック表

Wi-Fi規格Wi-Fi 7
周波数帯デュアルバンド
2.4GHz / 5GHz
最大
通信速度
6GHz
5GHz5764Mbps
2.4GHz1376Mbps
ストリーム数4
WANポート10Gbps × 1 / 2.5Gbps × 1
※WAN/LAN対応
LANポート1Gbps × 3
参考価格
(割引なし情報)
20,800円

併せて検討したい2機種はこちら

さらに高性能を求めるならこれ

Archer BE550

Wi-Fi 7に対応し、3つの周波数帯を使用するトライバンド仕様。Archer BE450よりも多台数接続に強いのが特徴。高い性能を求める人におすすめです。ただし、WANポートは2.5Gbpsのため、2ギガ光回線推奨。

コストダウンを狙うならならこれ

Archer AXE5400

Wi-Fi 6に対応し、3つの周波数帯を使用するトライバンド仕様。多台数接続に強いのが特徴。通信速度はArcher BE450より劣るが、コストパフォーマンスが非常に高いため、価格を重視する方におすすめです。

\ 全製品を比較した厳選モデルを紹介 /

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この記事を書いた人

最新ガジェットにワクワクする30代の副業ブロガーです。主にAppleやスマートホーム関連のガジェットレビューを書いてます。スペック比較が大好きでモノを買う時はいちいち比較表を作る変な奴です。

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