梅雨の時期は、窓を閉めていても部屋の湿度がとんでもない高さになる。そのため、冷房の効果を感じづらくなり、ガンガン冷やしているつもりなのに不快感を感じることが良くある。
そんな、梅雨のジメジメを、全自動で退治できたらどうだろう。
今回は、僕の家で実践している「スマートホームデバイス SwitchBot」と「除湿機」を使った全自動で除湿する方法を紹介したいと思う。
体感レベルで効果を感じれるので、ジメジメに困っている人は是非試してほしい。
梅雨のジメジメ解決に必要なアイテム
まずは必要なアイテムを紹介しておく。
家にあるもので…という訳にはいかないが、湿度対策には必須なので調達してほしい。
- 【必須】除湿機
(スイッチでON/OFFできるタイプ) - 【必須】SwitchBot
(スイッチを押すためのアイテム) - 【必須】SwitchBotハブ
(ミニ・2 どちらでもOK) - 【必須】SwitchBot温湿度計
(湿度を監視するアイテム) - 【応用】SwitchBotリモートスイッチ
【必須】のアイテムは、これがなければ実現不可能なもの。【応用】は、追加で用意すると利便性がアップするアイテムだ。僕は全て駆使して使っているが、コストがかかるので好みで用意すれば良いと思う。
ちなみに、【応用】SwitchBotリモートスイッチを使えば除湿機専用の物理ボタンを作ることができる。僕はダイニングテーブルの下にスイッチを取り付けて、手動操作にも対応させている。
除湿機は、物理的なボタンにON/OFFを切り替えられる製品を選ぶ。というのも、SwitchBotはボタンを押すためのアイテムなのでボタンがなければ操作できない。僕は、山善の「YDC-E300」というモデルを使っている。大容量・大風量で除湿性能がとても優れているのでおすすめだ。ただし、風の音が大きいため静音を求める人には向いていないので注意。(僕は短時間の除湿を優先している)
除湿機を自動化する全体像
簡単にいうと、除湿機にSwitchBotを取り付けて、スマホで自動化の設定をする。これだけだ。
SwitchBotアプリの「オートメーション」で「こうなったら、こうする」という指示を作ることができる。ハードウェアとソフトウェアの両面で自動化が実現できるようになっている。
SwitchBotの取り付けと設定方法
湿度管理をする温湿度計を用意する。僕の場合、部屋全体を除湿するために、除湿機から遠い位置に設置している。
SwitchBotシリーズを連携させるためのハブを設置・設定する。
※初期設定の詳細は割愛するがアプリに従うだけなので簡単
除湿機の電源ボタンにSwitchBotを取り付ける。強力な両面テープで取り付けるため、一度裏には注意すること。
※初期設定の詳細は割愛するがアプリに従うだけなので簡単
SwitchBotアプリのトップページの下部から「オートメーション」をタップ。
オートメーションでは「除湿機をONにする設定」と「除湿機をOFFにする設定」の2パターンを作成していく。
右上の「+」ボタンを押すとオートメーションを作成できる。
設定項目は以下の3点。
- 名称(オートメーションの名前)
- いつ(発動する条件)
- 実行(何をするのか)
僕の場合は以下の通り設定している。
- 【名称】除湿機(オン)
- 【いつ】相対湿度が65%以上
- 【実行】除湿機(ON)
- 【名称】除湿機(オフ)
- 【いつ】相対湿度が62%以下
- 【実行】除湿機(ON)
設定は以上で、あとは管理画面でオートメーションが作動しているか確認すればOKだ。ボタンが緑色になっていれば作動している。
- 相対湿度と絶対湿度の両方を発動条件で選べるが「今いる空気で快適な湿度」という点では「相対湿度」を選べば良いと思う。
- 湿度の数値はON/OFFで幅を持たせること。(例:ON→70%以上、OFF→65%以下)こうしないとONの後にOFFが発動しない。この数値を通過する際に動作が発動すると考える。
- オートメーションが発動する時間帯を設定できるが、発動しない時間帯に「条件となる湿度に到達」すると、発動する時間帯になってもオートメーションが機能しないので注意=時間帯はを設定してはいけない。
除湿は大事。湿度と快適さは直結する
以上の要領で僕は部屋の湿度を「62%程度」に安定させている。時期によってこの数値は適宜変更しているが、梅雨の時期は「62%」を目安にしている。
言うまでもなく、同じ室温でも湿度70%と湿度62%では、明らかに快適さが変わる。
SwitchBotを使うことで、完璧とまではいかないが、およその湿度を自動制御できるのは本当に便利だと日々感じている。
夏のジメジメ対策を考えている人は「除湿機
SwitchBot」の組み合わせを検討してみてほしい。