生活に絶対に欠かせない家電の1つ「照明器具」。
1日の中で使わない日は無いこの家電をスマート化できれば、生活の快適さに大きく影響すること間違いありません。
本記事では、既存の照明と取り換えるだけでスマートホーム化を実現できる製品「SwitchBotシーリングライト」を検証しその便利さを紹介します。
スマートホーム化の第一歩として導入しやすい製品なので、スマートホーム初心者の人も是非参考にしてください。
本記事はメーカーよりサンプル提供受け作成をしております。また、記事作成にあたってはメーカーからの指示を受けずに正直な使用感を掲載しています。
SwitchBotシーリングライトの特徴
SwitchBotシーリングライトは、既存の照明と取り替えるだけで照明のスマートホーム化を実現できる家電製品です。
構造は一般的なシーリングライトと同様で、本体にカバーが付属しソケットを通じて天井面に設置するようになっています。軽量で簡単設置のため女性でも問題なく取り付けできます。
アプリで照明の調光調色を1%単位で設定でき、事前にシーンを作成しておけばワンタッチで好みの照明に切り替えることができます。照明の変化は、ゆっくり明るくなったり、ゆっくり暗くなったりするので目に優しいのも特徴的です。
また、Wi-FiとBluetoothモジュールを内蔵しているため、ハブ不要で外出先からの照明コントロールが可能となっています。これ単体で、照明のスマートホーム化を完結できるので「照明だけスマート化できれば良い」というライトユーザーにもピッタリの製品と言えます。
操作は、スマホアプリの他、付属リモコンや音声操作にも対応。アレクサ、Googleアシスタント、Apple Siri、LINE CLOVA等と併用することができるので、状況に応じた操作が可能となっています。
対応する畳数は「6畳」と「8畳」の2種類。
上位モデルである、SwitchBotシーリングライトプロになると「12畳用」を選択することができます。
SwitchBotシーリングライトの仕様
項目 | 性能 |
---|---|
対応畳数 | 6畳 / 8畳 |
スマホ操作 | |
音声操作 | |
シーン設定 | |
調光 | |
調色 | |
演色性 | Ra90対応 |
Wi-Fi/Bluetooth | |
消費電力 | 43W |
本体寸法 | φ390×H96mm |
コントロール方法 | スマホ操作、音声操作、Apple Watch操作 |
対応サードパーティ | Alexa、Google Assistant、IFTTT |
SwitchBotシーリングライトのレビュー
SwitchBotシーリングライト(単体)で実現できること
- スマホで照明の操作ができるようになる
- 明るさを1%単位で細かく調整できるようになる
- 色調を電球色~昼光色に変更できるようになる
- 調光や調色をスケジュール設定で自動化できる
- 起床や就寝などのモードを設定してワンタッチで切り替えできる
スマホでの操作性は抜群、ウィジェット設定がおすすめ
SwitchBotシーリングライトは、スマホとリモコンで操作を行うことができます。
専用リモコンには明るさや色の調整の他、「読書/くつろぎ/食事」のモードをワンタッチで変更できるボタンが搭載されています。また「30分/60分」のタイマーも用意されているので、寝落ち対策や防犯対策に活用できます。
スマホでは、SwitchBotシーリングライトの全ての操作ができ、アプリにアクセスすれば簡単にオン/オフの切り替えや調光調色が行えます。
また、スマホのウィジェットにシーンを登録することができるため、ホーム画面に専用アイコンを作ることもできます。
ウィジェットを使えば、いちいちアプリを開かなくても良くなるので便利ですよ。
色々できても操作性が悪ければ、スマート化できたとは言えません。ですが、その点はさすがのSwitchBot。おなじみのアプリで簡単に操作でき、ウィジェットにも対応することで利便性をあげています。
実際に僕も使ってみて、使用感は良いと感じたので、その点は安心しておすすめできます。
こいつの真骨頂は「調光調色×モードの自動切換え」にある
SwitchBotシーリングライトは、端的に言うと「スマホで操作できる調光調色機能付きシーリングライト」です。
ただ、僕が使ってみた感じではスマホでの照明操作よりも「調光機能とスケジュールによるモード切替」が実用的で便利だと感じました。
具体的な使い方はこんな感じです。
※夜のパソコン作業時の照明操作を自動化しました。
21時はまだまだパソコン作業のゴールデンタイム。完全に明るいモードで作業を進めます。
22時になるとぼちぼち夜のモードに入っていきたいので、照明を暖色系に切り替え。
もう作業は終わりにかかっているので、薄暗い状態を作り気持ち的にフェードアウトできるようにする。
これらの照度と色合いは、事前にシーンとして登録しておくことで自動で変化するように設定しています。
睡眠時間が近づくにつれて、薄く暗く暖色系の色合いに変化させることにより、パソコン作業後の睡眠に支障がでないことを期待しました。
検証の結果、3つの点で効果があると感じました。
- 照明が変化する度に時間の経過を感じられた
- 照明が変化するに従い作業を終えようかなと思うようになった
- 目に優しい光に変わっていくため頭が冴えた状態が緩和された
作業に集中していると、時間の経過を忘れがちです。
ですが、1時間ごとに照明が変化すると「あ、1時間たったのか」と意識するようになり、時間を意識した作業を行えるようになりました。
また、照度50%(僕の設定では最も薄暗い状態)まで到達すると「そろそろ締めの作業に入るか」と思うようになり、ダラダラと時間をかけるようなことが減りました。
肝心な睡眠への影響は、体感では以前のフルMAX昼白光の時と比べて、頭が冴えて興奮している感覚はなく、少し穏やか気分で就寝できたように感じました。
夜のパソコン作業をする人は、効果を感じれると思うので試してみてください!
僕は作業部屋にSwitchBotシーリングライトを取り付けたので「作業時」の照明を調整しましたが、寝室で使う場合は、起床時にも活用できます。
(例)起床時に照度が変化するよう設定
- 6時00分【照度50%の昼光色】
- 6時30分【照度70%の昼光色】
- 7時00分【照度100%の昼光色】
特に冬の暗い時間に起きる人や夜勤がある人にとって、かなり重宝する機能だと思うので活用してみてください。
デザインはもう少し頑張ってほしかったのが正直なところ
ここまで、便利な側面をお伝えしてきましたが、気になったところも紹介しておきます。
SwitchBotシーリングライトは、単体でスマートホーム化を実現できる素晴らしい製品であることは間違いないのですが、デザイン面ではもう少しスマートになって欲しいというのが正直な印象です。
以下、SwitchBotシーリングライトとドウシシャ製ルミナスの比較です。
SwitchBotシーリングライトは、天井面との間に大きな隙間があります。一方で、ドウシシャ製ルミナスは隙間がほとんどありません。
下から見れば全く気になりませんが、遠目では見えるため、部屋の景観的にはイマイチかなという印象を持ちました。
機能とデザインを天秤にかけて、どうしてもこの隙間が気になりそうなら「他社製の赤外線リモコン対応のシーリングライト」を購入し「SwitchBotハブ2」を併用すれば同じく照明のスマート化ができるのでお試しあれ。
SwitchBotシーリングライト|レビューまとめ
以上、SwitchBotシーリングライトのレビューでした。
SwitchBotシーリングライトは、スマホ操作・リモコン操作・屋外からの遠隔操作・音声操作、これら全てに対応しているスマートホーム家電です。
僕のおすすめは、スケジュール機能と照明シーンを組み合わせた活用法。
事前に設定した時間で照明が自動的に変化するので「夜なら就寝に向けて・朝なら起床に向けて」最適な照度で部屋の明かりを作り出してくれます。
「夜に頭が冴えて眠れない人」や「朝起きるのが苦手な人」は有効に活用できるはずなのでお試しあれ。
また、SwitchBotシーリングライトには、Wi-FiとBluetoothのモジュールが内蔵されているので、SwitchBotハブが無くても外出先から遠隔操作できます。これも大きなメリットです。
以上、参考になればうれしいです。