SwitchBotからカーテン自動開閉デバイス「SwitchBotカーテン3」及び「SwitchBotカーテン3 専用ソーラーパネル」が発売されました。
本記事では、SwitchBotカーテンの従来モデルを持っている人が新たに乗り換える価値があるかどうか、また、SwitchBotカーテン3を持っていない人が導入するべきかどうかを中心にレビューしていきたいと思います。
起床に役立つSwitchBotカーテン
皆さん、日々の睡眠をちゃんと取れていますか?僕はこれまで深夜5時に寝て昼12時に起きるような生活を送っていました。それが、子供ができてから一変。朝6時に目覚め(正確には起こされ…)深夜1時には眠りにつくように変化。これまで朝起きていない人間にとっては、えげつないくらいしんどい生活でした。そんな早起き習慣開始の初期に活躍したのがSwitchBotカーテンです。太陽の力を借りることで「明らかに」目覚めの良さが変わったのを覚えています。朝起きるのが苦手な人は、SwitchBotカーテンの導入はマジでおすすめなので、本記事を最後まで読んでもらえると嬉しいです。
本記事はSwitchBot社からサンプル品の提供を受け制作しております。
SwitchBotカーテン3 & ソーラーパネルの特徴
使用感レビューに入る前に、まずはSwitchBotカーテン3の特徴を紹介しておきます。
SwitchBotカーテン3は、カーテンを自動開閉するためのスマートホームデバイスです。
既存のカーテンレールにはめ込むだけで簡単に取付けできるので、工事不要でカーテンの自動開閉を実現できる点に大きな魅力があります。
▼稼働させるとこんな風にカーテンを自動開閉できます。
▼カーテンの中ではこんな風にデバイスが動いています。
開閉操作には、スマホアプリや別売りのスイッチを使ったアナログ操作と、時間帯や曜日を指定したスケジュール操作があります。
そして、3モデル目である本機は、いくつかの点で機能が向上しています。
従来機種と比べて…
- 超静音の QuietDriftモード 搭載
- 従来機と比較してパワーが 2倍
- ソーラーパネル の設定方法が大改善
特に、世界初のQuietDriftモード搭載は注目ポイントです。
秒速5㎜、運転音25dB以下で、ゆっくりと静かにカーテンを開閉し、超静音でカーテンの開閉ができるようになっています。
詳しい使い心地については、下記の「使用感レビュー」で紹介したいと思います。
SwitchBotカーテン3 & ソーラーパネル|使用感レビュー
QuietDriftモードは確かに静かだった
SwitchBotカーテン3の目玉機能「QuietDriftモード」は、従来比2倍のパワーアップしたモーターを活用し、超静音でカーテンの開閉ができる新機能です。
その速度と動作音は「秒速5mm、動作音25dB以下」とのこと。実際に稼働させてみると確かに静音で、少し離れると稼働音が全く聞こえないほど静かにカーテンの開閉を行えました。
数値で見ても良くわからないと思うので動画を載せておきます。
▼「QuietDriftモード」でカーテンを閉じる様子
ただこれ…確かに超静音で素晴らしい機能だと思いますが、僕には必要無いかなというが率直な感想です。
というのが、僕の場合は「起床時にカーテンを開く」というのがSwitchBotカーテン3の活用法です。
そのため「静音である必要が無い&ゆっくりである必要が無い」という理由でQuietDriftモードの使用イメージが湧きませんでした。
一方で、カーテン開閉の通常動作音を不快に感じる人や、家族が寝ている時に作動させないといけない人にとっては、めちゃくちゃ利便性の高い機能だと思います。
そういった人には、従来機種ではなくSwitchBotカーテン3の導入をおすすめします。
カーテンレールの質によってはガタツキが発生するかも
SwitchBotカーテン3は、SwitchBotカーテン従来モデルと比べて、カーテンレールの挟み込みがより強固になっている?ように感じました。
というのも、レールを挟み込む力が強すぎて、従来モデルを使っていた際に発生しなかったガタツキが本モデルでは発生するようになりました。
原因は、僕が使っているカーテンレールの質が悪く歪みや段差がある点。
レールとホイールの挟み込みが強くなった分、段差の影響を受けやすくなったのではないかと考えています。
挟み込むパワーが強いというのは滑りを軽減してくれ、本来はメリットが大きいんですけどね(汗)
他のレビューワーさんの意見を見ても「カーテンレールの段差を超えられない事がある」というレビューがあったので、僕だけの事ではなさそうです。
ある程度の段差や歪みはSwitchBotカーテン3で向上したパワーで乗り越えられますが、少々強引さがあるのは知っておいたほうが良さそうです。
ソーラーパネルの使い勝手が改善
SwitchBotカーテンは本体だけで使用する場合、定期的な充電が必要となります。ですが、専用のソーラーパネルを併用することで、故障しない限り半永久的に充電が不要になります。
そして、SwitchBotカーテン3専用のソーラーパネルは、従来モデルと比べ 設置方法が大改善 しました。
従来モデルでは、カーテンにマジックテープでパネルを設置する仕様でしたが、SwitchBotカーテン3専用モデルは、本体に棒で物理的に固定されるスタイルへと変更されました。
見栄えも安定性も向上し専用モデルとして相応しい製品へと進化しています。
また、取り付けも簡単で、ソーラーパネルのUSB−Cオス端子をSwitchBotカーテン3本体のメス端子に差し込むだけ。
固定式の棒スタイルですが、窓の高さによって長さも変更でき、設置場所への対応力も抜群です。非常によく考えられてるなという印象を持ちました。
専用ソーラーパネルは残念ながら別売りですが、充電が一切必要なくなるメリットを考えると購入する価値アリだと思います。
ソーラーパネルは、非の打ちどころが無い大改善ですね!
【新規ユーザーへ】SwitchBotカーテン3をオススメできるか?
SwitchBotカーテン3は、本体と専用ソーラーパネルのセットで定価11,960円です。決して安くない価格帯なので購入を迷っている人もいるでしょう。
ですが、僕の生活の質があがったという事実から、コストが掛かっても使ってみて欲しいというのが本音の意見です。
実際には頻繁にセールを行っているのでもう少し安価に購入できます!
こういう便利ガジェットは、生活の質が上がるかどうかが大切なポイントだと思います。買ってみたものの、自己満足で終わってしまい、生活は便利にならなかったのでは意味がないですよね。
その点でSwitchBotカーテン3は、生活の質が向上する可能性がかなり高い点から、おすすめできるガジェットかなと思っています。
【既存ユーザーへ】SwitchBotカーテン3に乗り換えるべきか?
結論、従来機種で問題なく過ごせているならば、乗り換える必要はありません。
SwitchBotカーテン3に乗り換えることで「静音性」と「ソーラーパネルの設置性」が大きく向上します。
ですが、従来機種から乗り換えたところで、生活の質の向上に大きく繋がるかと言えば微妙なところ。
静音性アップは嬉しいポイントですが「朝起きる」という目的の人には必要ないし、買い替えるコストと比較すると、コスパが悪いかなと思います。
よって、SwitchBotカーテン3を購入するのは、今使っているモデルに不具合がでたときにするのがオススメです。
SwitchBotカーテン3 & ソーラーパネル|レビューまとめ
以上、SwitchBotカーテン3と専用ソーラーパネルのレビューでした。
本機は、内蔵するモーターのパワーが従来比2倍となり、超静音で稼働できる「QuietDriftモード」を搭載しています。また、専用のソーラーパネルの設置性が大幅に向上し、SwitchBotカーテン3に直接差し込むだけで固定できる仕様へと進化しています。
「朝起きる」という目的の僕としては、従来機とあまり使い心地は変わりませんでしたが、稼働の静音性にこだわる人や従来機種のソーラーパネルの設置スタイルに不満を感じている人は乗り換えてもよいかもしれません。
でも、どちらかというと本機は初めてSwitchBotカーテンを導入する人におすすめしたいデバイスかなと感じました。
これから購入する人は、従来機種を買わずにSwitchBotカーテン3を選んで下さい。初めての1台なら、これまでのウィークポイントを克服した最新モデルの方が明らかに使い勝手が良いですよ。
以上、最後まで読んでいただきありがとうございました。