【Tapo C500 レビュー】縦横無尽の「首振り機能」で死角なし!セキュリティカメラの理想形がここに爆誕!

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これまでのセキュリティカメラの弱点。
それは、画角から外れた場所は撮影できないことです。

「当たり前じゃん」と思うかもしれませんが、セキュリティカメラの設置ではよくある問題で、これを解決するために、複数のカメラを使っている場面もよく目にします。

この悩みを、TP-Linkの「Tapo C500」なら簡単に解決してくれるかもしれません。

Tapo C500は、屋外用カメラでパンチルト(首振り)機能を搭載しており、水平360°&垂直130°の縦横無尽な首振りが可能となっています。

また、動体への自動追尾機能も搭載しているため、一度カメラに映りさえすれば、自動で侵入者を追いかけることが可能となっています。

基本性能も、フルHD対応・防水防塵・AI検知機能ありのフルスペックで、セキュリティカメラとして、かなり完成度の高い製品と言えます。

本記事では、そんなTapo C500の特徴や実際に撮影した画像、設置方法も紹介していくので、購入前の参考にしてもらえると嬉しいです。

本記事は、メーカーより製品提供を受けて執筆しています。

目次

Tapo C500の特徴

引用:TP-Link

製品の特徴

  • 1080 Full HDの高画質に対応
  • 水平方向に360º・垂直方向に130ºの首振りが可能
  • 人物検知&動作トラッキングが可能
  • IP65準拠の高い防水性能で屋外でも問題なし
  • 最大30mの長距離ナイトビジョンに対応

Tapo C500は、TP-Linkから発売された屋外設置用のセキュリティカメラです。

本機最大の特徴は、同社初となる、屋外用カメラでのパンチルト(首振り)に対応した点です。
従来機は、手動でカメラの向きを調整する必要がありましたが、Tapo C500は、スマホからの遠隔操作で向きを調整することが可能です。

カメラ性能は、フルHD(1920×1080)の映像を撮影でき、夜間でも最大30mまでのナイトビジョンに対応しています。

保存容量は、カメラ本体にmicroSDカードを挿入することで最大512GBの保存に対応。さらに、サブスクリプションサービス「Tapo Care」を契約すればクラウド上に映像を保存することもできます。

本体は、屋外用ということもありIP65準拠の防塵・防水性能を持っており、電源は付属のアダプターを使用してコンセントから給電します。

ささやん

屋外設置用カメラとして、デザイン性・実用性ともに完成度の高いセキュリティカメラに仕上がっています。

 Tapo C500の主な仕様 

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解像度1080 フルHD動作トラッキング対応
視野水平に360°、垂直に130°双方向通話対応
ナイトビジョン850 nm IR LED:最長30m検知機能動作検知、人物検知
パンチルト対応通知機能通知、リッチ通知(Tapo Care)
防水機能IP65準拠保存容量(別売り)microSD 最大512GB対応

Tapo C500のレビュー

項目ポイント
撮影機能1080 フルHDに対応で高画質
動作トラッキングで自動追尾可能
ナイトビジョンは30mの長距離に対応
夜間のフルカラー撮影には対応していない
検知・通知機能AIが人物を検知して通知してくれる
動体検知はほぼ確実に反応
AI人物検知の精度も申し分なし
設置方法臨機応変に固定方法を検討できる
壁に穴を空けずに設置可能
IP65準拠の高い防水性能で屋外でも安心

ACアダプターの形状がイマイチ

撮影機能

1080 フルHDに対応で高画質

Tapo C500の解像度は1080フルHDに対応しています。
また、夜間撮影のナイトビジョンでは、最長30mもの撮影を可能としています。

性能値を同社の屋外用カメラと比較するとこんな感じです。

Tapo C500Tapo C320WSTapo C310
解像度1080 フルHD
(1920 × 1080)
4MP
(2560 × 1440)
3MP
(2304 × 1296)
ナイトビジョン850 nm IR LED:最長30m
イメージセンサー1/3”1/2.7“

以下、Tapo C500で撮影した映像のスクリーンショットです。

昼間の晴れた日に撮影
昼間の曇の日に撮影

少し暗めに表現された映像ですが、鮮明さは保たれているのでセキュリティカメラとしては十分だと感じました。

この画質のままパンチルト(首振り)可能なので、言うことなしの性能と言えるでしょう。

動作トラッキングで自動追尾可能

Tapo C500の他モデルと大きく違う点は、同社初の屋外用カメラのパンチルトに対応していることです。

首振り角度は「水平方向に360º・垂直方向に130º」となっており、ほぼ死角なしの状態を実現できます。

パンチルト機能とは

スマホから遠隔操作でカメラの向きを変えられる機能

そして、この機能と最強に相性が良いのが、動作トラッキングによる自動追尾です。

この機能により、敷地に入ってきた人を限界まで追尾しくれるので、セキュリティ効果は抜群に上がると言えます。

ささやん

ギリギリ映っていない…なんてことを回避できますね!

ただし、我が家のように道路に面した場所だと、路上を通過する車や歩行者に反応して追尾しまくります(汗)

そこで活躍するのが「プライバシゾーン」の設定です。

プライバシゾーン未設定

プライバシーゾーン設定

黒で塗りつぶしてカメラが反応しないようにする機能、それが「プライバシーゾーン」です。

これで、敷地に踏み込んでいない車や自転車に動体検知が作動しなくなるため、不必要な追尾が行われなくなります。

プライバシーゾーンは「四角形」を複数組み合わせた形状でしか設定できません。弧を描くような敷地の場合、完璧には設定できないので注意しましょう。

ナイトビジョンは30mの長距離に対応

Tapo C500のナイトビジョンは、赤外線LEDによるモノクロ撮影に対応しています。
赤外線の距離は最大30mとなっており、屋内用モデルと比較すると2倍近い性能を持っています。

実際に夜に撮影した画像がこんな感じです。

他モデルと比べてすごくきれい!というわけではありませんが、不満を感じさせない画質をしっかりと持っています。

夜間の防犯用をメインに活用したい人は、暗がりでもフルカラーで撮影可能なTapo C320WSというモデルがあるので、是非チェックしてみてください。

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検知・通知機能

Tapo C500には、「動体検知」と「AI人物検知」の2種類の検知機能が備わっています。

動体検知は、撮影エリアで動くもの全てに反応するため、車も自転車も動物も全て検知対象となります。
一方で、AI人物検知はスマートAIアルゴリズムを使用して、人物の動きのみ検知するようになっています。

ささやん

それぞれ個別にオンオフの設定が可能です!

気になる感度は上々で、動体検知はほぼ全ての動体に反応します。
悪く言えば、鬱陶しいくらい通知が飛んでくるので、動作感度をアプリで調整する必要があります。

AI人物検知の通知は正答率95%くらいの印象で、人物が通ればほぼ間違いなく検知してくれています。

たまに「人物を検知しました」の通知の後に映像を確認すると、何も映ってないときがありますが、気になるほどではありません。

ささやん

自転車とバイクの検知は、反応したりしなかったりマチマチな感じでした。

スマホの通知画面

人物を検知

検知してもスマホへの通知が不要な人は、アプリの「アクティビティ通知」からオフにすることもできます。

設置方法

Tapo C500を壁に穴を開けずに設置したので、その方法を紹介します。

以下、準備物や取り付けた手順を紹介します。

取り付けのために用意したもの

  1. 延長ケーブル
  2. 配線カバー
  3. 未来工業 PVKボックス 中形四角深型(壁固定用のネジ)
  4. ゴムブッシング
  5. 固定用タイラップ(対候タイプ)
  6. ビニールテープ(家にあった適当なやつ)

延長ケーブルは、メス側がなるべく小さいタイプの商品を選んでください。というのも、防水のために設置するPVKボックスの穴は直径で2.6cmほど。これに通せる延長ケーブルが必要になります。(僕はこのケーブルの端をカッターで削りました)

また、固定用タイラップは、劣化を防ぐために対候タイプを選びましょう。「劣化➡暴風➡カメラごと吹き飛ぶ」なんてことがあったら大変ですからね。

では、具体的な手順を確認していきましょう。

設置手順

STEP
屋外でTapo C500の初期設定を行う

設置予定の場所で電源に繋ぎTapo C500の設定を先に済ませてください

高い場所に設置してから、Wi-Fiが届かないなどトラブルに巻き込まれると非常に面倒です。

何度も「Wi-Fi届かねぇ!」を経験した僕が言うのだから間違いないです(笑)

※初期設定が終わればいったん電源を抜いてOKです。

STEP
PVKボックスに延長ケーブルが入るか確認する

PVKボックスは上下左右に穴を空ける場所がありますが、防水対策を考慮すると下側の2つに穴を空けるのがベターです。穴を開けたら、この穴に延長ケーブルのメス側が入るか確認してください。(僕は延長ケーブル側を少し加工しました)穴に延長ケーブルを通した後は、ゴムブッシングで塞ぎました。

STEP
Tapo C500を雨樋に設置する

壁に穴を開けたくなかったため、今回は雨樋にカメラ本体を設置しました。
この時、タイラップを全力で締め付けると共に、ゴムテープや両面テープを使用したほうが良いです。
タイラップだけでは滑り落ちる可能性があります。

僕の場合は、メンテナンス時の剥がしやすさを優先し、家にあった100均の耐震用ゲルで接着させました。
(今のところ、雨が降った後も問題無さそうです…)

STEP
電源ケーブルを配線する

Tapo C500とコンセントまでの配線は配線カバーを使って見栄えを綺麗にします。

今回使った配線カバーは、屋外対応のものではありません。いつか交換が必要な消耗品と思って使用しました。

配線カバーやPVKボックスなどの「固定系」は、ミスが無いように確認作業をしっかりしましょう。

STEP
PVKボックスを固定する

PVKボックスは、カメラの機種変更をした場合も継続して使用するため、僕は外壁にネジ固定しました。

外壁にネジは怖いという人は、両面テープでも良いと思います。

延長ケーブルと電源アダプターの結束部分は、念のためにビニールテープで防水処理を施しました。

STEP
完成

その場に応じた試行錯誤が少しあったため、設置時間はおよそ1時間程度。

DIY初心者の僕でも、割と綺麗に設置できたので大満足です。

Tapo C500|レビューまとめ

以上、TP-Linkのセキュリティカメラ Tapo C500のレビューでした。

ポイントをまとめます。

  • 1080P フルHDの画質で十分にきれいな撮影ができる
  • ナイトビジョンは白黒だが実用性は十分
  • 首振り×自動追尾の機能はセキュリテイぃカメラとしては最強の機能
  • 検知機能も精度高く反応し実用性あり
  • 設置は初心者DIYでも十分に可能

これまで、数々のセキュリティカメラを試してきましたが、Tapo C500は、その中でも完成度の高い製品だと感じました。

セキュリティに特化する場合、自動追尾による撮影は防犯対策にはピッタリの機能で、その実用性も申し分ありませんでした。

TP-Linkからはいくつか屋外用カメラが発売されていますが「今買うならTapo C500を選ぶべき!」とおすすめできる製品なので、自動追尾に魅力を感じた人は導入してみてはどうでしょうか。

以上、参考になればうれしいです。

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この記事を書いた人

最新ガジェットにワクワクする30代の副業ブロガーです。主にAppleやスマートホーム関連のガジェットレビューを書いてます。スペック比較が大好きでモノを買う時はいちいち比較表を作る変な奴です。

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