コロナウイルスが猛威を奮っている今、我が家でもウイルス対策を講じなければということで、兼ねてから興味のあった高級空気脱臭機を購入することにした。
その名も「Panasonic ジアイーノ」
あまりに値段が高かったので、躊躇していましたがこの機会に勇気を出しました。
- 効果はあったのか?
- メンテナンスの手間は?
という部分をレビューしていきます。
Panasonic ジアイーノの外観
今回購入したのは18畳用のモデルです。
ジアイーノは、
の3サイズが一般販売されています。
まずは、ざっくり外観をみていきましょう。
カラーは「シルバー/ホワイト」の2色があり、今回はシルバーを選択しました。
正面のパネルは、単純なシルバーではなくブラシの入った質感なので高級感が漂います。
上部に操作パネルが配置されています。
一般的な空気清浄機と同じように「運転」を押すだけで通常運転が可能です。
前面部分には、ランプが点灯し本体状況を知らせてくれます。
本体の下にはホイールがついているので、給水や排水の時に活躍します。
ここで、気になる用語が出てきましたね。
ジアイーノは、給水と排水といった日々のメンテナンスが必要なので、詳しくは後述します。
サイド部分には扉が搭載されており、
- 給水タンク
- 次亜塩素酸タブレット
- 排水トレイ
などが設置されています。
基本的なメンテナンスはここから行うようになります。
Panasonic ジアイーノの効果と感想
おそらくこの記事を読んでいる人の多くが、
ジアイーノって効果あるの?
と思っていることでしょう。
その疑問にお応えします。
そもそも、ジアイーノは空気清浄機では「ない」らしい。
まず、ジアイーノについての正しい理解をしましょう。
ジアイーノは、メーカー公式ページによると「空気清浄機ではなく空気除菌脱臭機」だそうです。
空気清浄機 | 空気清浄機は空気中に浮遊するハウスダストや花粉などの集じんを主な目的とする。 |
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ジアイーノ | 空間の除菌・脱臭に特化し、菌やウイルス、ニオイにすばやく優れた抑制力を発揮します。 |
空気清浄機が集塵を主な目的としているのに対し、ジアイーノは次亜塩素酸を使って、菌やウイルス・臭いそのものを抑制するという効果があるんですね。
ただ、ジアイーノにも一般的な空気清浄機に搭載されているようなフィルターがついていたので、ホコリなどを集塵する機能も兼ねていると思われます。
私がジアイーノの購入を悩んでいるときに、ダイキンのメーカー担当さんから、
- 集塵や花粉対策を主たる目的とする場合は「空気清浄機」
- 菌やウイルスの抑制や脱臭を主たる目的とする場合は「ジアイーノ」
を選択するようにおすすめされました。
皆さんも購入する前に、目的は何なのかをしっかりと考えておきましょう。
では、ジアイーノを実際に使ってみた私の感想に移ります。
ジアイーノを使って感じた効果と感想
脱臭効果を実感。ペットの臭いが確実に軽減された
まずは、脱臭という点では明らかに体感できる効果がありました。
わが家では、トイプードルを1匹飼っており、毎日室内で排泄をしています。
ジアイーノを利用する前は、アンモニア臭や獣臭がすることがあったのですが、今では完全に臭いが抑制されていることを実感しています。
仕事から帰ったときに違いをはっきりと体感することができるので、臭い除去については、とても感動したポイントです。
近くのケーズデンキで実演されていたドッグフードの臭い検証をしてみましたが、やはりドッグフードの臭いが軽減されるのを感じることができました。
ペットの臭いに困っている人は、ジアイーノで問題が解決するかもしれませんよ。
ウイルス除去に関しては効果不明
空気中のウイルスは目に見えません。
よって、ウイルスや除菌の効果は全く体感することはできていません。
ジアイーノを使い始めて風邪の引き具合は?と聞かれても、正直わからないのでウイルス除去に関しては、気持ちの問題かと思っています。
湿度が上がって夏は蒸し暑い
ジアイーノは、水を使って次亜塩素酸を生成しています。そのため、加湿機のように部屋の湿度を上げることになります。
冬場は大歓迎なのですが、1年中使っていると夏場は非常に蒸し暑く感じてしまいます。
わが家では、エアコンをドライ(除湿)にしてジアイーノを使うようにしていますが、湿度アップは夏場限定のデメリットといっていいでしょう。
Panasonic ジアイーノのメンテナンス
ジアイーノは、日々のメンテナンスが必要です。
大きく分けて次の通りです。
- 「2日〜3日に1回程度」の給水
- 「1週間〜10日に1回程度」の排水
- 「1ヶ月ごと」のフィルターやトレーの掃除
- 「半年に1回程度」の塩タブレット投入
それぞれを細かくみていきましょう。
給水と排水作業
ジアイーノを使用する際は、必ず水を入れる必要があります。また、その反対に余分な水分の排水も必要です。
日々のメンテナンスは、基本的にこの2つとなります。
- 給水の頻度は「2日〜3日に1回程度」
- 排水の頻度は「1週間〜10日に1回程度」
給水については、加湿空気清浄機とほぼ同じ頻度なので、違和感なく利用できていますが、排水はどうしても面倒に感じてしまいます。
とは言え、明らかに空気が澄んですっきりとしか気分を味わえるので、効果と労力を比較すると苦にはならない作業だと思っています。
フィルターやトレーの掃除
空気フィルターや水を使うものなので、定期的な掃除も必要です。
頻繁に手入れをする必要はありませんが、
排水トレイの掃除やフィルターの掃除は「1ヶ月に1回」
程度は行うようにしましょう。
塩タブレットの投入
ジアイーノには、消耗品の「塩タブレット」が必要です。
3日に1粒の頻度で消費しますが、本体の投入口に60粒〜70粒入れておけば、それ以降は自動投入されます。
つまり、一度投入しておけば、
約半年間は何もする必要はない
ということになりますね。
ランニングコストについて購入前は懸念していましたが、初期購入時に300粒(30ヶ月分)ついてくるので、さほど費用はかかりません。
Amazonでも販売されているので、減ってきたらすぐに購入することもできます。
ちなみに、塩タブレットのストックは、本体に設置できるようになっています。
Panasonc ジアイーノ レビュー|まとめ
以上「Panasonic ジアイーノ」のレビューでした。
高い買い物なので、効果がどれほどあるのかが購入前の大きなポイントですよね。
ジアイーノの効果
- 脱臭効果は凄い=体感できる
- ウイルス除去や除菌効果については体感できず
脱臭効果を求めていない人は、ジアイーノの効果を肌で体感できない可能性があるので、個人的には、ペットを飼っている人など脱臭に重きを置く人におすすめしたいです。
また、メンテナンスが必要なので、ずっと続けられるかも購入前にチェックしましょう。
日々のメンテナンス
- 「2日〜3日に1回程度」の給水
- 「1週間〜10日に1回程度」の排水
- 「1ヶ月ごと」のフィルターやトレーの掃除
- 「半年に1回程度」の塩タブレット投入
私は、自宅で犬を飼っているので脱臭効果をモロに感じることができています。
十数万円の買い物でしたが、長い目で考えれば非常に満足にいく買い物だったと思います。
ウイルス除去については、正直なところ効果は分かりませんが、脱臭と合わせてウイルス除去をしてくれるなら、一石二鳥だという感じで捉えています。
コロナウイルスが猛威を奮う中、少しでも空気について考える機会があれば、ジアイーノの購入を検討してみてはいかがでしょうか。