「すでにTapo製品を使っていて、屋外カメラを追加したいけど、どのモデルを選べばいいのか分からない…」
こんな悩みを持っている方に向けて、本記事ではTP-Link Tapoの屋外用防犯カメラの全モデルを徹底比較し、用途別のおすすめ機種や設置のポイントを分かりやすく解説します。
Tapoの屋外カメラには、有線タイプ・バッテリー式・パンチルト対応など、さまざまな種類があります。自分の用途に合った最適なカメラを選ぶために、ぜひ参考にしてください。
TP-Link Tapoの屋外カメラを選ぶポイント
屋外用カメラで注目すべき仕様
画質は、屋外カメラを選ぶ上で最も重要な要素のひとつです。犯罪の予防や不審者の特定など、カメラの映像がクリアであることが求められます。Tapoの屋外カメラに関しては、以下の仕様をチェックしましょう。
注目ポイント | 影響 | 数値 |
---|---|---|
解像度 | 鮮明さ | 大きい方が良い |
レンズF値 | 暗所撮影 | 小さい方が良い |
ナイトビジョン距離 | 暗所撮影 | 大きい方が良い |
フレームレート | 滑らかさ | 大きい方が良い |
【一覧表】TP-Link Tapoの屋外カメラ比較
TP-Link Tapoの屋外カメラは、さまざまなモデルがあり、それぞれに特長があります。下記の表を参考に、自分の用途に最適なカメラを選んでください。
※ヘッダーをタップすれば並び替えられます。
製品名 | 解像度 | レンズF値 | ナイトビジョン距離 | フレームレート | 首振り機能 | 動体検知・人物検知 | 動物検知 | 車両検知 | タンパリング検知 | ライン通過検知 | アラート音 | スポットライト | 防水機能 | 対応microSD | ネットワーク | 電源 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
Tapo C530WS | 2880 × 1620 px | F1.6 | 最大30m | 15/20/25/30fps | 水平に360° 垂直に130° | 対応 | 対応 | 対応 | 対応 | 非対応 | 93dB | 内蔵ライト✕2 | IP66 | 最大512GB | LANポート/Wi-Fi | 9V DC電源アダプター |
Tapo C520WS | 2560 × 1440 px | F1.6 | 最大30m | 15/20/25/30fps | 水平に360° 垂直に130° | 対応 | 対応 | 対応 | 対応 | 非対応 | 93dB | 内蔵ライト✕2 | IP66 | 最大512GB | LANポート/Wi-Fi | 9V DC電源アダプター |
Tapo C510W | 2304 × 1296 px | F2.0 | 最大29.9m | 15fps | 水平に360° 垂直に130° | 対応 | 非対応 | 非対応 | 対応 | 非対応 | 90dB | 内蔵ライト✕2 | IP65 | 最大512GB | Wi-Fi | 12V DC電源アダプター |
Tapo C500(V1) | 1920 × 1080 px | F2.0 | 最大30m | 30fps | 水平に360° 垂直に130° | 対応 | 対応 | 非対応 | 対応 | 非対応 | 90dB | なし | IP65 | 最大512GB | Wi-Fi | 9V DC電源アダプター |
Tapo C325WB | 2688 × 1520 px | F1.0 | 不明 | 20fps | なし | 対応 | 対応 | 対応 | 対応 | 対応 | 97dB | 内蔵ライト✕2 | IP66 | 最大512GB | LANポート/Wi-Fi | 9V DC電源アダプター |
Tapo C320WS | 2560 × 1440 px | F1.61 | 最大30m | 15fps | なし | 対応 | 対応 | 対応 | 対応 | 対応 | 91dB | 内蔵ライト✕2 | IP66 | 最大512GB | LANポート/Wi-Fi | 9V DC電源アダプター |
Tapo C310 | 2304 × 1296 px | F2.0 | 最大30m | 15fps | なし | 対応 | 非対応 | 非対応 | 対応 | 対応 | 91dB | 内蔵ライト✕2 | IP66 | 最大512GB | LANポート/Wi-Fi | 9V DC電源アダプター |
Tapo C425 | 2560 × 1440 px | F2.1 | 最長15m | 15/20/25/30fps | なし | 対応 | 対応 | 対応 | 非対応 | 非対応 | 94dm ハブ対応(100dB) | 内蔵ライト✕4 | IP66 | 最大512GB | Wi-Fi | 充電池内蔵 USB充電 ソーラー電源 |
Tapo C420 | 2560 × 1440 px | F1.61±10% | 最長15m | 15/20fps | なし | 対応 | 対応 | 対応 | 非対応 | 非対応 | 92dm ハブ対応(100dB) | 内蔵ライト✕2 | IP65 | 最大512GB | Wi-Fi | 充電池内蔵 USB充電 ソーラー電源 |
Tapo C410 | 2304 × 1296px | F1.65 | 最長9.1m | 15fps | なし | 対応 | 非対応 | 非対応 | 非対応 | 非対応 | 94dm ハブ対応(100dB) | 内蔵ライト✕2 | IP65 | 最大512GB | Wi-Fi | 充電池内蔵 USB充電 ソーラー電源 |
用途別おすすめモデル
コスパ重視なら「Tapo C310」


引用:TP-Link公式
メリット | デメリット |
---|---|
コストパフォーマンスが高い 2Kの高画質 有線・無線の両方に対応 IP66防水防塵 | AI検知機能が限定的 首振り機能に非対応 |
項目 | 評価 | 性能 |
---|---|---|
鮮明さ | 【3/5】 | (解像度) 2304×1296 px |
明るさ | 【3/5】 | (レンズF値) 2.0 |
暗視距離 | 【5/5】 | (距離) 30 m |
滑らかさ | 【3/5】 | (フレームレート) 15 fps |
Tapo C310は、優れたコストパフォーマンスを誇る屋外用スマートカメラです。300万画素(2K, 2304×1296)の高解像度で、104°の広視野角を持ち、駐車場や玄関先など広い範囲をしっかりと監視できます。さらに、最大30mのナイトビジョンを搭載し、赤外線LEDによって暗闇でも鮮明な映像を提供します。AIによる動体検知機能も搭載されており、不審な動きを感知すると、リアルタイムで通知が届きます。
実際に見える映像も鮮明で、車のナンバープレートはもちろん、地面の濃淡もしっかり確認できます。
※タッチして拡大


設置方法はWi-Fi(2.4GHz)と有線LANの両方に対応しており、無線接続なら配線が簡単、有線接続なら安定した通信が可能です。また、IP66の防水性能を備えており、雨や埃にも強いため、屋外でも安心して使用できます。
ただし、他モデルと比べるとAI検知機能は限定的で、「動物検知」や「車両検知」には対応していません。しかし、動体検知や人物検知には十分対応しており、一般家庭での使用には十分な性能です。
総合的に見ると、Tapo C310は高解像度、暗視機能、AI動体検知、防水性能などを備えた優れた屋外カメラです。予算を抑えた防犯対策を考えている方にとって、おすすめの選択肢と言えるでしょう。
- 低コストで高性能なものを選びたい。
- Wi-Fiが不安定な環境でも使いたい。
- 夜間の監視も必要だがコストを抑えたい。

配線なしで使いたいなら「Tapo C420」


引用:TP-Link公式
メリット | デメリット |
---|---|
充電式の内蔵バッテリー搭載 2K QHDの高画質 F値1.61±10%で明るい映像 AI検知機能が充実 | ナイトビジョンの距離が短め 首振り機能に非対応 Tapoハブと同時使用が必須 |
項目 | 評価 | 性能 |
---|---|---|
鮮明さ | 【4/5】 | (解像度) 2560 × 1440 px |
明るさ | 【4/5】 | (レンズF値) F1.61±10% |
暗視距離 | 【3/5】 | (距離) 15 m |
滑らかさ | 【4/5】 | (フレームレート) 15/20 fps |
Tapo C420は、充電式の内蔵バッテリーを搭載した屋外用スマートカメラで、ソーラー電源にも対応しているため、配線の手間が不要です。高画質な2K QHD(2560×1440)の映像を記録でき、F値1.61±10%の明るいレンズを採用しているため、夜間でも鮮明な映像を撮影できます。また、AI検知機能が充実しており、人物・動物・車両の識別が可能で、不審な動きを検知すると即座に通知が届きます。
実際の映像も鮮明で、ナイトモードでは内蔵ライトを点灯させることで、暗闇でもよりクリアな映像を記録できます。ちなみに、撮影場所には外灯がないため、内蔵ライトを切った状態だと真っ暗です。



一方で、ナイトビジョンの距離は短めで、遠くの対象を監視するのにはやや不向きです。また、首振り機能には非対応のため、固定視点での監視になります。
それでも、Tapo C420は配線不要のバッテリー駆動、ソーラー電源対応、高画質・高感度の撮影性能、そして高度なAI検知機能を備えており、設置の自由度が高い屋外カメラとして、防犯や見守りに最適な選択肢と言えるでしょう。
- 配線不要のカメラが欲しい。
- 見た目がすっきりしたカメラが欲しい。
- AI検知機能を使って監視したい。
※Tapo C420を使用するには、別途ハブが必要です。以下は、ハブとセットになっている商品リンクです。

\ソーラー電源とセットはこちら/
広範囲を監視したいなら「Tapo C510W」


引用:TP-Link公式
メリット | デメリット |
---|---|
360°の首振り機能に対応 2Kの高画質 首振り対応モデルでは高コスパ 設置方法が柔軟に対応できる | 動物検知・車両検知に非対応 |
項目 | 評価 | 性能 |
---|---|---|
鮮明さ | 【3/5】 | (解像度) 2304 × 1296 px |
明るさ | 【3/5】 | (レンズF値) F2.0 |
暗視性能 | 【5/5】 | (距離) 29.9m |
滑らかさ | 【3/5】 | (フレームレート) 15 fps |
Tapo C510Wは、360°の首振り機能に対応した屋外用スマートカメラで、広範囲をカバーできるのが特徴です。2Kの高画質で細部まで鮮明に記録でき、首振り対応モデルの中ではコストパフォーマンスにも優れています。設置方法も柔軟に対応できるため、さまざまな環境で活用しやすいでしょう。
実際の映像も鮮明で、ナイトモードでは内蔵LEDライトを点灯させることで、暗闇でもよりクリアな映像を記録できます。



ただし、AI検知機能は動体検知や人物検知に対応していますが、動物検知や車両検知には対応していません。
それでも、高画質かつ広範囲の監視が可能なTapo C510Wは、コストを抑えつつ首振り機能を求める方にとって魅力的な選択肢となるでしょう。
- 遠隔操作でカメラを動かしたい。
- 天井にカメラを取り付けたい。
- 首振りモデルでコスパの良い製品がほしい。

\上位モデルはこちら/
夜間撮影を重視るなら「Tapo C325WB」


引用:TP-Link公式
メリット | デメリット |
---|---|
F値1.0で夜間撮影に強い 2K QHDの高画質 AI検知機能をフル搭載 有線・無線の両方に対応 IP66防塵防水 | 首振り機能に非対応 |
項目 | 評価 | 性能 |
---|---|---|
鮮明さ | 【5/5】 | (解像度) 2688 × 1520 px |
明るさ | 【5/5】 | (レンズF値) F1.0 |
暗視性能 | ー | 公式値なし |
滑らかさ | 【4/5】 | (フレームレート) 20 fps |
Tapo C325WBは、F値1.0の明るいレンズを採用し、夜間撮影にトップクラスの強さを誇る屋外用スマートカメラです。2K QHDの高画質で細部まで鮮明に記録でき、AI検知機能もフル搭載されており、人物・動物・車両の識別が可能です。設置方法は有線・無線の両方に対応しており、環境に応じた柔軟な設置が可能です。
実際の映像も鮮明で、ナイトモードでは、他モデルを凌駕する明るくクリアな映像を記録できます。


撮影性能を重視するなら、このモデルが一番おすすめです。
高感度な夜間撮影性能と充実したAI検知機能を備えたTapo C325WBは、夜間の防犯対策を重視する方に最適な選択肢となるでしょう。
- 夜間撮影を重視したい。
- 高画質で映像を細部まで確認したい。
- AI検知機能を使って監視したい。

高画質を追求するなら「Tapo C530WS」


引用:TP-Link公式
メリット | デメリット |
---|---|
シリーズ最高クラスの3K解像度 30fps対応で映像が滑らか AI検知機能をフル搭載 有線・無線の両方に対応 IP66防塵防水 | 明るさはTapo C325WBが格上 |
項目 | 評価 | 性能 |
---|---|---|
鮮明さ | 【5/5】 | (解像度) 2880 × 1620 px |
明るさ | 【4/5】 | (レンズF値) F1.6 |
暗視性能 | 【5/5】 | (距離) 30 m |
滑らかさ | 【5/5】 | (フレームレート) 最大30fps |
Tapo C530WSは、シリーズ最高クラスの3K解像度を誇り、細部まで鮮明な映像を記録できる屋外用スマートカメラです。30fps対応で映像が滑らかに映り、AI検知機能もフル搭載されており、人物・動物・車両の識別が可能です。設置方法は有線・無線の両方に対応しており、環境に応じた柔軟な設置が可能です。
一方で、明るさに関してはTapo C325WBのF値1.0に対し、Tapo C530WSはF値1.6となっており、C325WBの方が明るいレンズを搭載しています。そのため、低照度環境での撮影能力ではC325WBが優れています。
それでも、高解像度・滑らかな映像・充実したAI検知機能を備えたTapo C530WSは、画質を重視する方に最適な選択肢となるでしょう
- 高画質で映像を細部まで確認したい。
- 滑らかな映像を撮影したい。
- AI検知機能を使って監視したい。
TP-Link屋外用カメラのおすすめ|まとめ
当ブログの評価値 まとめ
※ヘッダーをタップすれば並び替えられます。
製品名 | 鮮明さ | 明るさ | 暗視距離 | 滑らかさ |
---|---|---|---|---|
Tapo C530WS | 5 | 4 | 5 | 5 |
Tapo C510W | 3 | 3 | 4 | 3 |
Tapo C325WB | 5 | 5 | – | 4 |
Tapo C310 | 3 | 3 | 5 | 3 |
Tapo C420 | 4 | 4 | 3 | 4 |
- Tapo C310は、低価格ながら防犯対策に十分な性能をもっています。
- Tapo C420は、充電式バッテリーとソーラー対応し画質は明るく鮮明です。
- Tapo C510Wは、コストパフォーマンスに優れ、360°の首振り機能を活かした広範囲監視が可能です。
- Tapo C325WBは、F値1.0の明るいレンズと充実したAI検知機能が特徴で、特に夜間の撮影に強みを持っています。
- Tapo C530WSは、シリーズ最高の3K解像度を誇り、滑らかな映像と高画質を求める方におすすめです。
それぞれのモデルには特徴があり、設置環境や使用目的に応じて選ぶことができます。
防犯対策や家族、ペットの見守りに最適なカメラを選ぶため、各モデルの強みを理解して活用すると良いでしょう。
\この記事で紹介したTapoカメラシリーズ/
\Tapo 屋外カメラのレビュー記事/