【実機レビュー】世界最小級のロボット掃除機が性能アップして新登場|SwitchBot ロボット掃除機K10+ Pro

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Makuake掃除機カテゴリーで歴代一位を獲得し、応援総額3.44億円を達成した、あの「小さい」ロボット掃除機がさらに進化して登場!

SwitchBotは、世界最小クラスのロボット掃除機K10+の後継モデル「SwitchBot ロボット掃除機K10+ Pro」の販売開始する。価格は69,800円(税込)。

本機最大の魅力はそのサイズ感。従来のロボット掃除機では清掃しきれなかった、椅子の間や部屋の角の清掃力が優れている。さらに、吸引力やセンサー、ブラシもグレードアップされ、ロボット掃除機としての完成度がアップしている。

本記事では、メーカー様からレビュー機を提供して頂いたので、その実力や魅力についてレビューしていきたいと思う。

目次

SwitchBot ロボット掃除機K10+ Proの位置付け

SwitchBot ロボット掃除機K10+ Proは同社のロボット掃除機では、第2位の実力を持ったロボット掃除機(吸引力)だ。

ランクモデル吸引力価格
(公式サイト定価)
No.1S106500Pa119,820円
No.2K10+ Pro3000Pa69,800円
No.3S1 Plus W2700Pa69,800円
No.4K10+2500Pa59,800円
No.5S12700Pa39,800円
SwitchBotお掃除ロボット 簡易比較表(2024年7月)

購入時に比較するであろうモデルは「S1 Plus W」と「K10+」あたり。

「K10+ Pro」は「K10+」から性能アップし1万円の価格差となっている。両方の製品を実際に使用して感じたのは、どちらを使っても生活の質が向上するという点では大きな違いはないということ。他モデルよりも静かだし、埃や髪の毛はしっかりと回収してくれるのでロボット掃除機としてはどちらも十分に活躍してくれた。

K10+ ProとK10+のサイズは同じ

「S1 Plus W」との比較では、清掃場所の広さで選択が変わりそうだ。「S1 Plus W」は、本体が大きい分、走行効率や水拭きの効率が良くなるメリットがある。一方で、「K10+ Pro」はサイズが小さい分、同じ広さの部屋でも清掃完了までに時間がかかる。実際に、他社製の本体サイズが大きいロボット掃除機で20分かかる清掃を「K10+ Pro」では30分かかった。

よって、サイズと吸引力で選ぶなら「K10+ Pro」清掃効率を重視するなら「S1 Plus W」となるだろう。

以下、この記事ではSwitchBot ロボット掃除機K10+ Proに注目してレビューしていく。

世界最小級の本体サイズで、この吸引力は魅力的

一般的なロボット掃除機の吸引力は、2500~3000Paのレンジで設定されている。強さの例えでは1600Paでペットの餌、2500Paでビー玉を吸い込めると表現されることが多い。

SwitchBot ロボット掃除機K10+ Proの吸引力は、従来の2500Paから3000Paへと進化し、同じ価格帯のロボット掃除機では上位クラスのパワーを備えている。

しかも「K10+ Pro」は、世界最小級のサイズが最大の強みでもあるだ。吸引力だけを見れば6000Paや8000Paという製品はあるが、どれも本体サイズが大きくなり小回りが効きづらい。その点で、「K10+ Pro」のコンパクトさと吸引力はかなりバランスの取れた魅力と言えるだろう。

他社製品と比べるとサイズ感がわかりやすい

新センサー搭載で個性極まる

SwitchBot ロボット掃除機K10+ Proでは、新たにPSD距離センサーを搭載し、自己位置把握の精度が向上している。これにより、家具の脚付近や壁面での清掃精度がさらに向上している。

また「K10+」からの魅力の1つ「静音性」にもPSD距離センサーが貢献する

壁との距離を正確に捉えられるようになったお陰で、衝突による騒音を軽減できるようになっている。図書館よりも静かな45dBという動作音に加えて、衝突音の軽減は全ユーザーにとって大きなメリットになるだろう。(とは言え、ドンドンという衝突音は多少なりとも発生するから期待しすぎは厳禁)

純ゴム製ブラシの採用でメンテナンス性が向上

最新のロボット掃除機では、ゴミを掻き出すブラシがゴム製になっているものが多い。これは、ゴム製ブラシに髪の毛が絡みにくいメリットがあるからだ。

SwitchBot ロボット掃除機K10+ Proは、純ゴム製のブラシにグレードアップされている。従来モデルの「K10+」では、ブラシに絡みついた髪の毛を頻繁に手入れする必要があったが、「K10+ Pro」ではその手間が格段に減ることになる。

尚、純ゴム製ブラシでも、床の材質を気にせずカーペットでも利用できるので安心して欲しい。

水拭きに対応しているが…イマイチ(酷評)

ロボット掃除機に搭載されている「シート水拭き」は、汚れを伸ばすだけで効果が薄いというのが僕の考えだ。シート水拭きは、汚れをシートに付着させることで清掃効果を発揮するが、実際には汚れをしっかりと取り除くことが難しい場面が多い。特にベタついた汚れは苦手だ。

SwitchBot ロボット掃除機K10+ Proも水拭き機能を搭載しているのだが、残念ながら「シート水拭き」となっている。

シートが使い捨てとなっているため、手入れや衛生面でのメリットは確かにあるが、取り付けと取り外しの手間があるのは捨ておけないデメリットだ。実際、水拭き後半は乾拭き状態になっていたので、「K10+ Pro」の水拭き機能は僕としては酷評せざるを得ない。また、水拭き中は吸引清掃ができなくなる。床拭きと吸引清掃の同時完了をイメージしている人は要注意だ。

水拭き掃除に価値を見出したい人は、ローラーを使った水拭きに対応した「S10」を選択した方が断然良いだろう。

省スペースはやっぱり正義

SwitchBot ロボット掃除機K10+ Proは、世界最小級の本体サイズとなっている。それに合わせて、ゴミ回収を行うベースステーションも他のロボット掃除機よりもコンパクトに設計されている。

メジャーで測った大体の寸法はこんな感じ。(公表値とは少し違うかも)

我が家では、衣装ケースと壁の間のデッドスペースに設置することにした。他社製のロボット掃除機では、絶対に格納できないスペースなので、これは「K10+ Pro」のコンパクトさを発揮できたポイントだ。ちなみに、ベースステーションの写真「右側」には、排気口があるため、壁へのベタ付けはNGとなっている。

アプリの操作性は申し分ない

SwitchBotと言えばスマートホームデバイスの先駆者だ。そのため、スマホで操作するアプリも洗練されている。SwitchBot ロボット掃除機K10+ Proも、他のデバイスと同じアプリ内で管理・操作することになる

他のアプリと並んで表示される(左2段目)
ワンタップで簡易操作が可能

上記の画面からさらにワンタップすると、ロボット掃除機の詳細画面に移行する。ここでは、マップの確認や清掃モード、スケジュールなどの細かい設定を行うことができる。本記事では全機能の紹介を割愛するが、禁止エリアやスケジュール、マップの再編集、清掃記録の確認などの一般的な機能は網羅しているので安心して欲しい。

リアルタイムで清掃の様子が記録される
詳細設定可能

また、子を持つ親として嬉しかった機能があるので紹介しておく。それは「チャイルドロック機能」と「ボイスの変更機能」だ。

僕には2歳になる子がいるのだが、ロボット掃除機を見つけるとすぐに触れて遊びたがる。そうすると、意図せず掃除が開始されることがあるのだが、子供が本体のスイッチを押すだけでは清掃が開始されず、ロックが掛かっている警告だけが流れる。これのおかげでストレスがかなり軽減された。

また、本体から流れるボイスを変更できるのも地味に嬉しい。男性の低いボイスだと子供が怖がるのだが「ネコちゃん」と言う可愛らしいアニメ系のボイスにすることで改善された。「ネコちゃん」以外は、言語の変更と性別の変更程度しかできないが「ネコちゃん」がかなりオススメなので使って欲しい。

SwitchBotシリーズと言えば連携動作

SwitchBotのロボット掃除機を使うなら、同社の他製品との連携は是非実現したいところ。いくつか連携できるシーンを考えたので紹介する。

施錠をトリガーにして清掃開始

SwitchBotスマートロックで施錠と同時に清掃がスタート。外出をトリガーにするので自宅に帰れば綺麗な部屋が待っている状態を作れます。家を出る前の片付けの習慣が必要だが、一番理想的な連携だと思う。

照明の電源OFFをトリガーにして清掃開始

SwitchBotシーリングライトの電源OFFと同時に清掃がスタート。部屋を出るたびに掃除するので頻度がかなり多くなるが。木クズが落ちるような作業場などで活躍しそう。部屋を出る前の清掃習慣がキモになる。

ちなみに…僕の場合は、シンプルに夜中の3:00になると清掃が始まるようにしている。1日の終わりに、床に落ちているモノを棚の上に置く習慣をつければスケジュール機能だけでも十分に快適だ。「おやすみモード」で夜中の自動ゴミ収集をオフにしているので、夜中の騒音も気にならないのでオススメだ。

【まとめ】集塵性能を重視するならこれがベスト

SwitchBot ロボット掃除機K10+ Proがなぜベストなのか。その理由は、以下の通りだ。

清掃能力が優れている
  • 世界最小級のサイズを活かした小回りの効いた清掃が可能
  • 3000Paという一般的なロボット掃除機よりも高い吸引力
静音性が高い
  • 図書館並みの45dBで動作可能
  • 新センサー搭載で衝突音を軽減
  • おやすみモードで自動ごみ収集も制御可能
メンテナンス性が高い
  • 純ゴム製ブラシの採用で髪の毛の絡まりが少ない
  • ゴミ捨ては約90日ごとでOK
小さな子を持つ家庭にオススメ
  • チャイルドロック機能がある
  • ボイスの変更設定で可愛い音声にできる

SwitchBot ロボット掃除機「K10+」を1年前に自腹購入した僕からすると、最初からこの機能で出してくれよと言いたくなるほど性能アップした「K10+ Pro」。

一方で、床拭き性能も重視したい人は、別モデル(S10)を選んだ方が良い。「K10+ Pro」は、シート拭きでの床拭きだが「S10」はローラータイプで自動洗浄にも対応している死角なしの最強ロボット掃除機である。価格も相応で高価だが、床拭きを重視したいなら、そっちをオススメする。

吸引清掃を主な活用法とし、椅子の間や部屋の角などをきめ細かく清掃したい人に、SwitchBot ロボット掃除機K10+ Proは、自信を持ってオススメできるので是非手に取って欲しいと思う。

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この記事を書いた人

最新ガジェットにワクワクする30代の副業ブロガーです。主にAppleやスマートホーム関連のガジェットレビューを書いてます。スペック比較が大好きでモノを買う時はいちいち比較表を作る変な奴です。

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