本記事はメーカーより提供いただいた製品をレビューしています。評価・内容は正直に記載しています。
防犯カメラを設置したけど、なんとなく不安が残る。そう感じたことはないでしょうか。首振りカメラは便利ですが、追跡中に別の場所が見えなくなる点はどうしても気になります。
TP-Linkの「Tapo C545D」は、広角と望遠の2つのレンズで全体の監視と追跡を同時にこなします。1万円台でここまでできるのか、と正直驚いた1台です。この記事では実際に使ってみた感想を正直にまとめます。
- デュアルレンズは実際の監視でどこまで役立つか
- AC電源モデルとして24時間録画・夜間フルカラーの実力
- どんな人に合っていて、どんな人には向かないか
Tapo C545Dのレビュー総評
TP-Link Tapo C545D
デュアルレンズ×有線LAN対応の屋外フラッグシップカメラ
こんな人におすすめ
| 項目 | 仕様 |
|---|---|
| レンズ構成 | デュアルレンズ(広角固定+パンチルト望遠) |
| 解像度 | 2K 3MP(2304×1296)× 両レンズ |
| 広角レンズ視野角 | 165° |
| パンチルト可動域 | 水平360° / 垂直121° |
| デジタルズーム | 最大10.8倍 |
| フレームレート | 15fps |
| ナイトビジョン | フルカラー / 赤外線 / スマート(自動切替) |
| AI検知 | 人物・ペット・車両(無料) |
| 電源 | AC電源(有線) |
| ネットワーク | Wi-Fi 6(2.4GHz / 5GHz)/ 有線LAN |
| ストレージ | microSDカード(最大512GB)/ クラウド(Tapo Care) |
| 防水・防塵 | IP66 |
| 動作温度 | −30℃〜60℃ |
| 音声機能 | 双方向通話 / 99dBサイレン(10cm距離で測定した場合) |
| スマート連携 | Alexa / Googleアシスタント / Samsung SmartThings |
| 本体サイズ | 114.57 × 159.55 × 152.1mm / 491g |
Tapo C545Dの詳細レビュー
Tapo C545Dの外観について
▲ 正面の外観
▲ 側面の外観
正面から見るとレンズ周辺のブラックのカラーリングに重厚感を感じました。なにせレンズが2つあるので防犯カメラとしての存在感はばっちりです。
▲ 電源とLANの仕様
▲ 取り付け用ブラケットで簡単設置
電源は、付属の黒い専用ケーブルを本体につないで使用します。LANは本体から出ているケーブルに差し込むタイプです。LANを使わない場合でもケーブルを外せない点には注意。
設置は、先に専用ブラケットを壁に取り付けて、本体を後から差し込むタイプなので、比較的簡単に設置できます。
Tapo C545Dの画質について
▲ 広角レンズ(165°)の昼間映像
▲ 望遠レンズで撮影した映像
昼間の映像はクリアで、顔の判別や車のナンバープレートもある程度の距離であれば問題なく確認できます。両レンズともに2K 3MPで、防犯カメラとして必要な解像感は十分に備えています。
望遠レンズは最大10.8倍のデジタルズームに対応しており、気になる対象をしっかり捉えられます。
画質を4点としたのは、解像度が2K止まりで4Kには届かない点を考慮しました。ただ、広角と望遠が同時に録画できる構成を加味すると、スペック上の数字以上に実用的な満足度は高いと感じています。
Tapo C545Dの夜間性能について
▲ スポットライトON時のフルカラー映像(広角)
▲ スポットライトOFF時の赤外線映像(通常)
▲ スポットライトOFF時の赤外線映像(広角)
▲ スポットライトON時の赤外線映像(通常)
夜間性能はTapoシリーズの中でもトップクラスです。F1.6の明るいレンズと850nm IRLEDの組み合わせで、暗所でも輪郭がつぶれにくい映像が得られます。
また、AC電源モデルならではの強みが出るのが、スポットライトの使い方です。バッテリー式は省電力のために輝度を自動で下げる設計が多いですが、このカメラは夜通しフル輝度で動き続けることができます。衣服の色や車のカラーまでフルカラーで記録できるのは、この電源構成があってこそです。
追尾中の望遠映像は、どのカメラも夜間だとブレが出やすいのが弱点です。動く対象を追いながら明暗差のあるシーンを撮るのは白飛び・黒つぶれが起きることも多々あります。これは追尾機能付きモデル全般に共通する課題です。
ただ、望遠が追いかけている間も広角レンズは全体を映し続けています。望遠側がブレていても広角側に映像が残るので、実用上の影響は限定的です。2眼構成がここで効いてきます。
(サンプル映像はプライバシーの都合上、自動追尾はOFFにしています)
Tapo C545Dの視野の広さについて
▲ 広角レンズは左右上下手動調整
▲ 360度ぐるりと見渡せます
視野の広さは文句なしの5点です。広角レンズは対角165.1°、水平137.6°という広大な視野を持ち、玄関や駐車場であれば1台でほぼ全体をカバーできます。同じデュアルレンズモデルのC246Dと比べても視野角が大きく上回っており、このクラスでは最広クラスの広角性能です。
また、望遠レンズは水平360°、垂直121°のパンチルトに対応しており、広角で捉えた気になる場所をそのまま追いかけられます。広角で全体を把握しながら望遠で細部を確認できる組み合わせが、視野の広さという点で他の2眼モデルと大きく差をつけています。
| 項目 | Tapo C545D | Tapo C246D |
|---|---|---|
| 広角:視野角(対角) | 165.1° | 125.5° |
| 広角:視野角(水平) | 137.6° | 107.8° |
| 広角:視野角(垂直) | 73° | 57.8° |
| 望遠:視野角(対角) | 66.5° | 67.1° |
| 望遠:パンチルト | 水平360° / 垂直121° | 水平360° / 垂直121° |
Tapo C545Dの設置のしやすさ
▲ 設置時の様子
▲ ↑Tapo C246D ↓Tapo C545D
設置のしやすさは4点です。壁に穴をあけずに設置できる方法もあるので、賃貸や工事を避けたい人にも対応できます。
ただ、AC電源モデルなので電源ケーブルの引き回しは必要です。ソーラーモデルのような完全ワイヤレスとはいかない点は事前に把握しておきたいところ。
ちょうど同じデュアルカメラのTapo C246Dを取り付けた状態だったので比べてみると、Tapo C545Dの方が存在感がありました。
購入前に知っておきたいQ&A
Tapo C246Dとどちらを選べばいいですか?
有線LAN対応・広い視野角・強力な夜間性能を求めるならC545Dです。価格を抑えてシンプルにデュアルレンズを使いたい場合はTapo C246Dが向いています。
microSDカードは何でも使えますか?
最大512GBまで対応していますが、相性問題が出ることがあります。迷ったらキオクシアの日本製microSDが無難です。
Wi-Fi 6対応のメリットはなんですか?
2カメラ同時配信は帯域を多く使うため、Wi-Fi 6ルーターと組み合わせると映像の安定性が上がります。有線LANが使える環境であればそちらが最も確実です。
PCでも映像を見られますか?
公式非対応ですが、RTSPプロトコルを使えばVLCプレイヤーなどで視聴が技術的には可能です。自己責任での運用になります。
保証期間はどのくらいですか?
国内正規品は1年保証です。購入時のレシートや注文履歴は保管しておくことをおすすめします。
Tapo C545Dのレビューまとめ
- 広角165°+パンチルト望遠で死角なし
- Wi-Fi6と有線LAN対応
- AC電源で24時間録画が途切れない
- 夜間性能はシリーズ最大クラス
- 設置場所にコンセントが必要
- 広角レンズの向きはアプリ変更不可
一言で言うと「屋外の監視を本気で固めたい人向け」です。
デュアルレンズで全体と追跡を同時にこなしながら、有線LANで接続も安定させる。この構成が1万円台で手に入るのは、正直かなりコスパがいいと思っています。AC電源なので設置してしまえば基本的に放置で動き続けてくれるのも地味に大きいです。
逆に、屋外コンセントがない環境や配線を避けたい場合には向きません。設置場所の自由度を優先するなら、まず屋外コンセントの位置を確認してから選ぶのがおすすめです。

管理人より
hugblo.com 運営者
結論から言うと、屋外の監視をしっかり固めたい人には現時点でベストに近い選択肢だと思っています。
広角レンズで全体を常時監視しながら、検知した対象は望遠カメラが自動で追いかける。この2つが同時に動く安心感は、従来の首振りカメラにはないものです。ただ、2カメラ同時配信は帯域を多く使うので、屋外のWi-Fiが不安定な環境だと地味に弱点になります。そこをWi-Fi 6対応と有線LANでまるごと解決できるのが、このカメラの強いところです。
また、AC電源なので24時間録画も当たり前にでき、夜間もスポットライトを最大輝度で使い続けられます。2カメラ同時録画で死角をなくしながら1万円台というのは、かなりコスパの良い製品だと思います。