今となってはApple製品にどっぷりの私ですが、iPhoneを使い始める前は、
の3機種を使っていました。
理由はコスパ。
10万円もするスマホを買う人って頭おかしいだろ。って思うくらい高額スマホのアンチだったので、HUAWEIの高コスパのLiteシリーズを使っていました。
とあることをきっかけに、iPhoneXSを使ってきたのですが、今回は、HUAWEIの「満足できなければ全額キャッシュバック(2020年9月末までの購入)」を利用して、HUAWEIの高額スマホ「P40 Pro」を試してみることにしました。
Googleから排除されてしまったHUAWEIスマホがどこまで使えるのか。
1ヶ月間メインのスマホとして、みっちり使ってみたいと思います。
今回は、「HUAWEI P40 Pro」の開封後レビューをしていきます。
目次
HUAWEI P40 Proのスペックと同梱品
まずは、どんな性能のスマホなのかを見ていきましょう。

OS | EMUI 10.1(Based on Android™ 10) |
---|---|
ディスプレイ | 約6.58インチ OLED、DCI-P3 |
リフレッシュレート | 最大90 Hz |
解像度 | 2640 x 1200ピクセル |
CPU | Kirin990 5G SoC オクタコア |
メモリ | 8GB |
ストレージ | 256GB |
アウトカメラ | クアッドカメラ |
バッテリー | 約4200 mAh(一体型) |
セキュリティ | 指紋/顔 |
防水・防塵 | IPX8 / IP6X |
デュアルSIM | nano SIM x 2、eSIM x 1* |
重量/サイズ | 約72.6 mm×158.2 mm×約8.95 mm |
HUAWEIのフラッグシップというだけあって、どこを見ても2020年モデルでほぼ最高スペックとなっています。数値的面で不満に思うところはないでしょう。

同梱品は写真の通り。
- 本体
- ケース
- 充電器
- 充電ケーブル
- イヤホン
HUAWEIはいつもスマホケースを同梱してくれますよね。
今回のケースは、柔らかいシリコンタイプのケースでした。
ただ、柔らかすぎてサイド部分が多少ペラペラめくれるので、長く使うのであれば別のものを購入他方が良さそう。
HUAWEI P40 Proの外観
次に外観です。

今回購入したのは「シルバー」です。他には「ブラック」を選択できます。写真ではわかりづらいですが、すりガラスのようなデザインを採用しています。
また、パッと見で目を引くのは、カメラ部分ですね。

液晶画面は、パンチホールを除けば、ほぼ全画面が液晶です。
表示領域が広いのでウェブサイトをみる時はかなり快適に閲覧することができます。
一方で、Youtubeなどの映像サービスは画面比率の関係で全画面にはならないので注意。

液晶のサイド部分は湾曲しています。
後述しますが、アプリの2画面表示をする時に特に活躍してくれます。

液晶を自分に向けて「右サイド」には、音量ボタンと電源ボタンがあります。
メッキ加工されていて高級感があります。

SIMカードスロットとスピーカーは下部にあります。

残念ながら、下部にも上部にもイヤホンジャックは搭載されていませんでした。
HUAWEI P40 Proの特徴
HUAWEI P40 Proはフラッグシップモデルともあり、高性能かつ超多機能なため、紹介しているとキリがありません。
そこで、今回は私が気に入ったポイントだけをピックアップしていきます。
大画面液晶(サイドが湾曲)

液晶画面は、ベゼルがかなり狭く設計されていて見栄えとともに、使い勝手もいいと感じました。また、サイド部分が湾曲しているため、画面が浮き出たように感じ臨場感があります。
ただ、気になるのはディスプレイ左上の大きなパンチホール(穴が空いているように見えるデザイン)ですね。ここには正面カメラと顔認証やジェスチャー操作に利用する赤外線深度センサーなどが搭載されていて、大きく目立ってしまっています。
なお、ディスプレイは6.58インチの有機ELパネルで、2640×1280ドット表示に対応。
最大90Hzの高リフレッシュレート(描画速度)に対応する点も特徴です。
2画面分割アプリ起動
HUAWEI P40 Proは、LINEやウェブブラウザ、Youtubeなどを同時に起動して操作することができます。

この機能はLINEや映像配信サービスとの相性が非常によく、
- Youtubeを見ながらLINEでやりとり
- ウェブサイトを見ながらLINEでやりとり
- U-NEXTを見ながらウェブサイトを見る
をしたいときに大活躍してくれます。

起動方法もとても簡単で、サイドからサブメニューを起動し同時起動したいアプリをドラッグ&ドロップするだけです。
いちいち画面(アプリ)を切り替える必要がないので、毎日利用しています。
YoutubeアプリがないためYoutubeの視聴はウェブブラウザで行うことになります。そのため、Youtubeを見ながらウェブサイトを閲覧したい場合は、2種類のウェブブラウザを用意する必要があります。(AppGalleyでインストール可能)
液晶埋め込みの指紋認証&顔認証

マスク着用時には必須機能とも言える指紋認証の機能が全画面液晶にも関わらず搭載されています。
画面の一部を指で抑えるだけで自動的に指紋を認証してロックを解除してくれます。合わせて顔認証も行うことができるので、指紋が反応しなくても顔認証でロックを外せます。
手が濡れている時やマスクをしている時など、臨機応変に対応してくれるので、この両機能を搭載している点はかなり好評価でした。
超高画質&超望遠カメラ

HUAWEIのProシリーズと言えば、LEICAコラボの高性能カメラです。
今回は、4眼仕様でかなり目立つ存在となっています。
- 超広角レンズ
- 広角レンズ
- 5倍望遠レンズ
- 深度計測用(ToF)カメラ
特に使ってみて感じたのが画質の良さというよりも、
- 望遠撮影
- 暗所撮影
- 広角撮影
の3点です。
これまで使ってきたiPhoneXSやPixel3aを圧倒的に凌駕した性能を感じました。
画質については、iPhoneXSやSE2と比較して、少し白っぽい(冷たい)感じがしましたが、非常に良好でした。
カメラ性能については、別の記事で詳しくみていきますね。
超高速40W充電と無線充電対応
スマホを使う上で欠かせない性能のひとつが充電性能です。
最近では、どれだけ急速に充電できるかを企業がこぞって競争しています。
HUAWEI P40 Proは、
- USB-C接続で最大40W
- Qi無線充電で最大27W
の超高速充電が可能となっています。
私がこれまで使っていたiPhoneXSは、最大でも18Wなので2倍以上の充電性能ということですね。充電ケーブルに拘束される時間が短くなるので利便性が高いと言えます。
また、無線充電も可能なのでケーブルなしでも充電することが可能です。ちなみに、私はRAVPowerの無線充電器を利用しています。

HUAWEI P40 Proの致命的な弱点

スマホとしてのスペックは申し分ないHUAWEI P40 Proですが、致命的な弱点があります。それは、Google関連が非対応ということです。
つまり、Googleが提供する「Google アプリストア」が使えず、HUAWEI独自のアプリストアだけを使うことになります。最近では、アプリ数が充実してきたという噂を耳にしたので楽しみにしていたのですが、現状まだまだでした。
ただ、LINEは使えるのでメッセージやLINE証券、LINE PAYなどのLINEアプリを通じて利用するサービスは全て使うことができます。
LINE経済圏にどっぷり使っている人は、そこまで不便に感じることはないかと思いました。
格安SIMでの接続は問題なし

私は、
- LINEモバイル
- 楽天モバイル
を利用していますが、どちらも簡単に利用することができました。
ドコモ系、au系、ソフトバンク系の格安SIMにも対応しているので安心して利用できます。au系は通信規格がやや特殊みたいなので、ドコモ系かソフトバンク系での利用をおすすめします。

SIMカードの設定は挿入すれば、APN設定の必要なく利用できました。
また、標準で上の写真のAPN設定は保存されていたので設定がよくわからない人も安心です。楽天モバイルもSIMカードを挿入するだけで自動でAPNの情報が出てきましたよ。

SIMカードは、Nano SIM×2とeSIMのトリプル構成ですが、同時に利用できるのは3つのうち2つまでとなります。(5Gは1枚のみ待ち受け可)
HUAWEI P40 Pro|レビューまとめ

以上、HUAWEI P40 Proのレビューでした。
- LINEが提供するサービスを多く利用する人
- カメラ機能(望遠・暗所撮影・広角)を多く利用するひと
- 大画面を好む人
- HUAWEI WatchなどのHUAWEI製品を多く利用する人
やはりGoogleアプリストアが使えない点は、見逃せない弱点です。
2020年8月現在は使えるアプリはの量は潤沢とは言えません。これからアプリ数を大幅に拡大していくでしょうから、早期に日本のアプリが増えることを期待しましょう。
一方で、スマホの端末としては2020年のモデルの中でも、トップに君臨するレベルの存在です。
- 液晶内蔵の指紋認証と顔認証のダブル認証
- LEICAとタッグを組んだ超高画質カメラ
- 40Wの超急速充電
- 美しい有機ELディスプレイ
など、語ればキリがないほどのスペックです。
端末に惚れるのであれば購入もありかと思いますが、アプリを気にする人は様子見をした方がいいと感じるスマホでした。