HUAWEI P40 Proを利用し始めて1週間。
やっと端末自体の操作に慣れてきたところですが、端末の素晴らしさを感じてはいるものの、やはりGoogleプレイストアが使えない点は致命的でした。
今回は、HUAWEI P40 Proで「AppGallery」を使ってみた感想をお伝えしたいと思います。
「AppGallery」の使用感は?

米国との関係悪化によってGoogleのサービスが利用できなくなってしまったHUAWEIが、満を辞して投入してきたのが「HUAWEI AppGallery」です。
AppGalleryはまだまだリリースしてまもないサービスですが、日本向けのアプリの導入に力を入れているみたいです。
実際、日本ではインフラレベルで普及している「LINE」の配信開始が5月に発表され、「U-NEXT」や「乗換案内」「ナビタイム」など日本向けアプリも配信が開始しています。

「HUAWEI AppGallery」自体の使いやすさについては、ジャンル分けやランキングなどもあり、GoogleアプリストアやAppleストアと大差はなく使用することができます。

どんなアプリは配信されている?
「2020年8月末」時点で、どのようなアプリが配信されているかを調べてみました。
SNS | LINE | ○ |
× | ||
QuickAPPのみ | ||
○ | ||
キャッシュレス決済 | LINEペイ | ○ |
Paypay | × | |
Suica | × | |
d払い | × | |
楽天ペイ | × | |
Kyash | × | |
買い物 | Amazon | × |
楽天市場 | QuickAPPのみ | |
ラクマ | QuickAPPのみ | |
メルカリ | QuickAPPのみ | |
音楽 | Spotify | × |
Applemusic | × | |
ニュース | Smartnews | × |
グノシー | × | |
日経新聞 | × | |
金融 | 金融系全般 | × |
地図 | Googlemap | × |
Yahooカーナビ | × | |
ナビタイム | ○ |
見ての通り、お世辞にもアプリが潤沢とは言えない状態でした。
QuickAPPと言うごまかしのような機能を用意したみたいですが、ブラウザで開いて利用するものと同じなのであまり意味はなく感じました。
特に厳しいのが、キャッシュレス決済や金融系アプリが一切使えないことです。
唯一、LINEが使えるのでLINEペイやLINE証券などのLINEアプリ内で動作するサービスは利用できます。
幸い私は今のところ、LINE経済圏にどっぷり使ってポイントを溜めているので、ある程度生活ができていますが、楽天やドコモのd払いを利用する人にとっては、話にならないほど不便になると思います。
Amazonアプリストアを利用することで、Kindle向けに配信されているアプリを入手できるようです。
スマホを生かすも殺すもアプリと気づいた
まだ数日ではありますが、HUAWEI P40 Proをメインスマホで利用して気づいたのが、「どれほどアプリに依存してスマホを利用していたのか」と言うことです。
アプリがなくなった途端に生活がこんなにも不便になるとは思いもしませんでした。
残念ながら、現在のところHUAWEI AppGalleryは使い物にならない…と断定してもいいレベルなので、今後、Googleプレイストアが使えるようになるか、日本アプリを網羅するレベルでアプリ数を充実してくれない限り、次にHUAWEIスマホを買うことはないなと感じた数日間でした。
HUAWEI P40 Proと言うスマホは優秀
と、これまでHUAWEI AppGallaryを叩いてきましたが・・・。
今回購入したHUAWEI P40 Pro自体はものすごくすばらしいスマートフォンです。

使っていてスペックや実際の動作に関しては、一切の不満もなく利用できています。
- 極限まで狭くしたベゼル
- 滑らかに動作する90Hzのデイスプレイ
- 超高画質なカメラ
- サクサク動作のCPUとメモリ
- アプリを2つ同時起動で利用できる
などなど、書けばキリがないほどスマホ本体の評価は高いものです。
今後、アプリさえ充実してくれば、日本でもHUAWEIスマホがまた普及していくことを予感させるほどなので、これからのHUAWEI AppGallaryに期待していきたいと思います。
ちなみに、LINE系のサービス以外ほとんど使わないよって人は、HUAWEI P40 Proを買っても満足できると思うのでお試しあれ。
