2020年9月16日のに開催された「Apple Event」で、Apple WatchのwatchOS 7で使える「ファミリー共有設定」機能が発表されました。
今回の発表会では、新デバイスにも注目が集まりましたが「ファミリー共有設定」の方が画期的な進化という印象を受けました。
そこで、この記事では「ファミリー共有設定」って何が出来るかについて、今わかっている情報をまとめていきたいと思います。
「ファミリー共有設定」とは
「ファミリー共有設定」とは、watchOS 7から使えるようになった新機能です。
自分のiPhoneに家族のApple Watchをペアリングすると、それぞれが個別の電話番号とアカウントを使えるようになります。
ファミリー共有設定に必要なもの
- 親のiPhone
- 子のApple Watch(シリーズ4以降モデル)
- auの回線(別途契約)

ファミリー共有設定機能は、ペアリングするiPhoneを持たない子供の利用を想定しており、Apple Watchに固有の電話番号を付与し、メッセージの送受信、通話、アプリの利用などをApple Watch単体で行えるようにしてくれます。
使える機能も豊富でAppleWatch単体で多くのことをすることができます。
AppleWatch単体でできること
- 通話やメッセージ
- ヘルスケア
- フィットネス
- 安全機能
- マップ
- Siri
- アラーム
- App Store
ただし、残念ながらApple Watch3では利用できない機能なので、今回発表されたApple Watch SEが最安値モデルとなります。
シリーズ4を持っていない人は、Apple Watch SEのセルラーモデルを購入しましょう。
「ファミリー共有設定」を利用するメリット

利用することのメリットとしては、子供に着用させるシーンがイメージしやすいですね。
- 子供がひとりで外にいても、Apple Watchを身に着けていれば、すぐ電話で連絡できるようになる。
- 位置情報も確認でき、子供の居場所を確認できる。
- Apple Watchで計測したアクティビティやワークアウトを子供が利用できる。
- スクールタイムやおやすみモードでApple Watchの利用制限(時間帯など)ができる。
ただし、ファミリー共有設定を利用を利用するためには、セルラーモデルのApple Watchが必要でGPSモデルと比べると割高になってしまうのはデメリットかもしれません。
「ファミリー共有設定」の利用方法

「ファミリーセ共有設定」を利用するためには、原則「au回線」を利用する必要があります。
auでApple Watchのファミリー共有設定機能を使う場合、通常であれば月額3,000円程度が必要なのですが、各種割引とキャンペーンを併用することで最初の1年は月額350円〜で利用できるようになります。

2020年9月17日時点では、「au」しかサービス提供が発表されていません。
ちなみに、これまでauがApple Watch回線として提供してきた「ナンバーシェア」は、引き続き継続されるそうです。
KDDIはiPhoneと同じ電話番号で通話やデータ通信が可能な「ナンバーシェア」も引き続き提供し、Apple Watchをオトクで便利にご利用いただけるサービスの充実に取り組んでいきます。
au公式ページ
つまり、最大割引の適用を受けるためには、
- Apple Watchを用意する。
- ナンバーシェアを契約する。
- ピタットプラン4G LTEに移行する。
という手順になると思います。
以下、auからの回答です。

まとめ
ファミリー共有設定は、Apple Watch SEにも対応しており、本体料金を抑えて子供にApple Watchを持たせることが可能となっています。
「連絡のためにスマホを持たせたけれど、遊びに使ってばかりいる」という親の悩みを一瞬で解決してくれるので、子を持つ親としては是非使ってみたいサービスですね。
尚、「ファミリー共有設定」を使うためにはセルラー対応のApple Watchが必要なので購入の際は注意してください。